大江町

名古屋市電11　　　大江町付近　　　　　　名古屋市電路線図へ

	東名古屋港付近の地図です。緑線が名古屋市電、赤線は名鉄、青線は名古屋臨海の引込線です。名鉄･大江→市電･港東通名鉄･東名古屋港→市電･大江町　と駅名と電停名が違いました。市電･大江町から北は1974/昭和49年2月に廃止となり、大江町の南と東の路線は、その1ヶ月半後の3月31日に、名古屋市電残存路線と共に全廃されました。
上の地図は､国土地理院1/2.5万｢名古屋南部｣S47.7.30発行の一部。この付近には、市電と鉄道との平面交差がありました。名鉄東名古屋港駅のすぐ西で市電と名鉄が、加福町電停の西で名臨海の引込線と市電が交差し、そのすぐ北では引込線と名鉄築港線が交差(これのみ現存)していました。1991～2004(H3～16)年の間、名鉄築港線に沿ってHSSTの実験線がありました。
	名古屋市電11-① 大江町～開橋　1970(S45).6.12 大江町から南方向を見ました。 21系統の市電1400形が、開橋を渡ります。大江川を渡る橋で、このすぐ右が海です。今はこの道路の上に名古屋高速道路が通っています。当時の21系統は、昭和町から北上し熱田神宮前を通り金山橋まで走っていました。
	名古屋市電11-② 大江町～開橋　1970(S45).6.12 61系統1500形同士のすれ違いです。大江町電停から南を見ました。 61系統は、今池～市大病院～笠寺西門～大江町～昭和町の系統で、名古屋市電最後の日まで残りました。左の市電は昭和町行きですが、方向幕は既に折返しの今池になっています。
	名古屋市電11-③ 大江町～東橋　1973(S48).1.14 名鉄東名古屋港駅のホームを降りたところから南西を見ました。昭和町行きの21系統市電は、名鉄築港線との平面交差を通り過ぎ、今池・笠寺西門方面から来た路線と合流します。
	名古屋市電11-④ 大江町～東橋　1973(S48).1.14 名鉄築港線と市電の平面交差です。名鉄築港線の東名古屋港駅横の歩道橋から撮りました。このすぐ右に、東名古屋港駅のホームがあり、旅客列車はそこが終点でこの踏切を通りませんでしたが、この奥に東名古屋港貨物駅があり、貨物列車が通りました。この奥で撮った写真が下の⑤です。
	名古屋市電11-⑤ 東名古屋港駅　1982(S57).2.28 旅客用の名鉄東名古屋港駅(現存)の奥(西)にあった、東名古屋港貨物駅です。この頃は貨車がたくさんいました。この貨車は、東名古屋港駅の東にある名電築港(平面交差部)から名古屋臨海鉄道により東港経由で笠寺駅まで輸送され、国鉄線へ継走されました。名鉄百年史に、名鉄は1984(S59).1.1に、東名古屋港駅を除き貨物営業全面廃止と記載されています。東名古屋港駅は六号地の岸壁から輸出車両の搬出や、名鉄の新車搬入の時に使われるので残されたと思いますが、通常貨物はそのとき廃止されました。現在、岸壁までの線路のみ残っていますが、それ以外はほとんど撤去されました。
	名古屋市電11-⑥　Nさん撮影東名古屋港駅　2004(H16).6.5 HSST実験線があった頃の東名古屋港駅です。ホームの上の高架が実験線です。この実験線は1991(H3)年に完成し、2004(H16)年に撤去されたと言うことで、撤去直前の姿です。詳細は→HSST大江実験線時代は異なりますが、上の写真③を撮った位置から左を見た写真です。
	名古屋市電11-⑦ 名電築港付近　2019(R1).7.9 名鉄の新車9500系の搬入です。名鉄の新車は、メーカーの日本車輌(豊川)からJRで笠寺へ、笠寺から名古屋臨海鉄道により東港経由で東名古屋港へ輸送されます。その輸送列車が名古屋市道(環状線)を横断します。この道路には1974(昭和49)年3月まで市電が走っていて、ここで臨海鉄道の引込線と平面交差していました。(その写真がないので、これで代行です) 引込線は、このすぐ右で名鉄築港線と平面交差します。
	名古屋市電11-⑧ 名電築港付近　2017(H29).7.24 上の写真⑦のすぐ右側。名鉄築港線と臨海鉄道の引込線の平面交差部です。左右に横断するのが築港線で、右が大江方向です。ここは名鉄の廃車解体場になっており、平面交差の奥で、廃車となった5700系5600形をクレーンで吊り上げています。このあと、一旦地上に降ろして、車体をトラックに乗せられる長さに切断した後、解体業者の工場へ運ばれていきました。
	2020(R2).9.10up
今池･桜山へ　矢田-八事へ　八熊-六番町へ　菊井町-上飯田へ　鶴舞-平田町へ

参考図書
　　｢名古屋を走って77年｣　名古屋市交通局　1974(昭和49)年3月発行
　　｢名古屋の市電と街並み｣　日本路面電車同好会名古屋支部編著　トンボ出版1997(平成9)年10月発行
　　｢名古屋市電が走った街今昔｣　徳田耕一著　JTBキャンブックス1999(平成11)年9月発行
　　｢RM LIBRARY 170～172 名古屋市電(上･中･下)｣　服部重敬著　ネコパブリッシング　2013(平成25)年10～12月発行

	東名古屋港付近の地図です。緑線が名古屋市電、赤線は名鉄、青線は名古屋臨海の引込線です。名鉄･大江→市電･港東通名鉄･東名古屋港→市電･大江町　と駅名と電停名が違いました。市電･大江町から北は1974/昭和49年2月に廃止となり、大江町の南と東の路線は、その1ヶ月半後の3月31日に、名古屋市電残存路線と共に全廃されました。
上の地図は､国土地理院1/2.5万｢名古屋南部｣S47.7.30発行の一部。この付近には、市電と鉄道との平面交差がありました。名鉄東名古屋港駅のすぐ西で市電と名鉄が、加福町電停の西で名臨海の引込線と市電が交差し、そのすぐ北では引込線と名鉄築港線が交差(これのみ現存)していました。1991～2004(H3～16)年の間、名鉄築港線に沿ってHSSTの実験線がありました。
	名古屋市電11-① 大江町～開橋　1970(S45).6.12 大江町から南方向を見ました。 21系統の市電1400形が、開橋を渡ります。大江川を渡る橋で、このすぐ右が海です。今はこの道路の上に名古屋高速道路が通っています。当時の21系統は、昭和町から北上し熱田神宮前を通り金山橋まで走っていました。
	名古屋市電11-② 大江町～開橋　1970(S45).6.12 61系統1500形同士のすれ違いです。大江町電停から南を見ました。 61系統は、今池～市大病院～笠寺西門～大江町～昭和町の系統で、名古屋市電最後の日まで残りました。左の市電は昭和町行きですが、方向幕は既に折返しの今池になっています。
	名古屋市電11-③ 大江町～東橋　1973(S48).1.14 名鉄東名古屋港駅のホームを降りたところから南西を見ました。昭和町行きの21系統市電は、名鉄築港線との平面交差を通り過ぎ、今池・笠寺西門方面から来た路線と合流します。
	名古屋市電11-④ 大江町～東橋　1973(S48).1.14 名鉄築港線と市電の平面交差です。名鉄築港線の東名古屋港駅横の歩道橋から撮りました。このすぐ右に、東名古屋港駅のホームがあり、旅客列車はそこが終点でこの踏切を通りませんでしたが、この奥に東名古屋港貨物駅があり、貨物列車が通りました。この奥で撮った写真が下の⑤です。
	名古屋市電11-⑤ 東名古屋港駅　1982(S57).2.28 旅客用の名鉄東名古屋港駅(現存)の奥(西)にあった、東名古屋港貨物駅です。この頃は貨車がたくさんいました。この貨車は、東名古屋港駅の東にある名電築港(平面交差部)から名古屋臨海鉄道により東港経由で笠寺駅まで輸送され、国鉄線へ継走されました。名鉄百年史に、名鉄は1984(S59).1.1に、東名古屋港駅を除き貨物営業全面廃止と記載されています。東名古屋港駅は六号地の岸壁から輸出車両の搬出や、名鉄の新車搬入の時に使われるので残されたと思いますが、通常貨物はそのとき廃止されました。現在、岸壁までの線路のみ残っていますが、それ以外はほとんど撤去されました。
	名古屋市電11-⑥　Nさん撮影東名古屋港駅　2004(H16).6.5 HSST実験線があった頃の東名古屋港駅です。ホームの上の高架が実験線です。この実験線は1991(H3)年に完成し、2004(H16)年に撤去されたと言うことで、撤去直前の姿です。詳細は→HSST大江実験線時代は異なりますが、上の写真③を撮った位置から左を見た写真です。
	名古屋市電11-⑦ 名電築港付近　2019(R1).7.9 名鉄の新車9500系の搬入です。名鉄の新車は、メーカーの日本車輌(豊川)からJRで笠寺へ、笠寺から名古屋臨海鉄道により東港経由で東名古屋港へ輸送されます。その輸送列車が名古屋市道(環状線)を横断します。この道路には1974(昭和49)年3月まで市電が走っていて、ここで臨海鉄道の引込線と平面交差していました。(その写真がないので、これで代行です) 引込線は、このすぐ右で名鉄築港線と平面交差します。
	名古屋市電11-⑧ 名電築港付近　2017(H29).7.24 上の写真⑦のすぐ右側。名鉄築港線と臨海鉄道の引込線の平面交差部です。左右に横断するのが築港線で、右が大江方向です。ここは名鉄の廃車解体場になっており、平面交差の奥で、廃車となった5700系5600形をクレーンで吊り上げています。このあと、一旦地上に降ろして、車体をトラックに乗せられる長さに切断した後、解体業者の工場へ運ばれていきました。
	2020(R2).9.10up
今池･桜山へ　矢田-八事へ　八熊-六番町へ　菊井町-上飯田へ　鶴舞-平田町へ