津島軽便堂写真館

近鉄 内部・八王子線 4 日永~西日野 1四日市 2日永 3内部 5室山 6桜・室山 7八王子

内部・八王子線(63)

日永~西日野 1972(S47).4.9

菜の花畑を走る列車を流し撮りしてみました。
うまく止まったとは言えない写真ですが、それなりの雰囲気があります。
(と、自分では思ってます・・・)


当時の内部・八王子線には制御客車がなかったため、電動客車+付随客車1~2両の編成で走り、終点で機回し入換をしていました。
内部・八王子線(64) 日永~西日野 1972(S47).3.31   内部・八王子線(65) 日永~西日野 1972(S47).4.9

内部・八王子線(66)

日永~西日野 1972(S47).4.9

西日野の少し東の集落(東日野になるのかな?)の裏山に登り、桜と鯉のぼりと八王子線列車を撮りました。

のんびり走る軽便電車という感じがします。

電車の向こう側に菜の花畑が見えます。上の写真(63~65)は、その菜の花畑で撮りました。
内部・八王子線(67)

日永~西日野 1972(S47).4.9

火の見櫓・鯉のぼり・瓦屋根・堤防の松並木・軽便電車です。
これぞ昭和の風景ですね!

軽便電車の向こう側が天白川の堤防です。

上の写真(66)の少し右側になり、この写真の右の、線路が天白川の堤防に上がったところに西日野駅がありました。
内部・八王子線(68)

日永~西日野 1972(S47).4.9

少しずつ場所を移動しながら、軽便電車を俯瞰しました。

屋根より高い鯉のぼりが、甍(いらか)の波を泳いでいます。
内部・八王子線(69)

日永~西日野 1972(S47).4.9

日が傾いてきて、電車のこちら側に日が当たるようになってきました。
内部・八王子線(70)

日永~西日野 1972(S47).4.9

お寺の立派な屋根の向こう側を走る軽便電車です。
古風な街並みが軽便電車に似合い、良い感じでした。
内部・八王子線(71) Nさん撮影

日永~西日野 1973(S48).1.21

冬枯れの田圃を走る軽便電車です。
上の(66~70)で、丘の上から見下ろした田圃です。
この写真は天白川の堤防から撮っています。
内部・八王子線(72)

日永~西日野 1983(S58).5.21

上の写真(71)の10年4ヶ月後です。
ちょうど反対側から見ています。

この前年(昭57年)に260形と制御車が登場し、編成が固定化されました。
その260形が田植えの始まった景色の中を走ります。

なお、この写真撮影時には西日野~伊勢八王子間は既に廃止されていました。
内部・八王子線(73)

日永~西日野 1983(S58).5.21

一家総出の田植えです。
手で植えてる風景は、最近ではあまり見かけなくなりました・・・

懐かしい田植え風景の向こうを260形の3連が走ります。
内部・八王子線(74)

日永~西日野 1983(S58).5.21

田植えは腰が疲れますので、一休みです。
みんなで一服している後ろを260形の3連が駆け抜けます。
内部・八王子線(75)

日永~西日野 1983(S58).5.21

一休みが終わり、田植え再開です。
内部・八王子線(76) Nさん撮影
日永~西日野 1973(S48).1.21

上の写真(72~75)の10年前に戻ります。
田圃の中を走ってきた電車は急カーブを曲がり天白川沿いに出ます。そこに(旧)西日野駅がありました。(下の航空写真参照)
この写真は、急カーブのところから日永方面を見た写真で、「制限解除」の立て札が急カーブの終わる位置を示しています。
この写真を撮った1年半後の集中豪雨で日永~伊勢八王子が不通になり、西日野~伊勢八王子はそのまま廃止されてしまいました。
川沿いにあった西日野駅は、この写真の3年後に、231号がいるあたりへ移設されました。
国土地理院の航空写真
1961(S36).4.28撮影(MCB613)より

八王子線と新・旧西日野駅を記入しました。

1974(S49).7.25の集中豪雨により、天白川沿いの線路が流され、日永~伊勢八王子が営業休止に。
1976(S51).4.1に西日野駅を0.1km日永寄りに移設し、日永~西日野が営業再開。西日野~伊勢八王子は廃止になりました。
内部・八王子線(77)

 西日野 2012(H24).10.8

移転後の西日野駅です。
現在の八王子線は、ここが終点になりました。
二つ上の写真(76)と電車がいる位置はほぼ同じです。
1976(昭51).4.1に、線路1本のこの駅が終点になったため、機回し入換が出来なくなりました。当時の内部八王子線には制御客車がなかったため、両端に電動車を連結して走るしかなくなったわけです。もっとも、前年の1975(昭50)年には両端電動車編成で走っていましたが(前頁40~43参照)
1982(昭57)年にモ260形と、内部八王子線初の制御車ク160形が製造されて一般的な電気鉄道の姿になりました。
内部・八王子線(78) Nさん撮影

日永~西日野 1973(S48).1.21

移転前の西日野駅です。
川・線路と道路に挟まれてホームがありました。

上の写真(76)の電車が通り過ぎた後、振り返って撮りました。同じ場所から撮っています。
内部・八王子線(79)

 西日野 1972(S47).1.22

天白川沿いにあった西日野駅です。

八王子線一部廃止前、駅は川沿いにありました。水害後はこの付近が廃線になり、駅は日永寄り(写真向こう側)へ0.1km移設されました。 
内部・八王子線(80) Nさん撮影

日永~西日野 1973(S48).1.21

西日野駅に四日市行きの電車が到着します。
ホームはそれなりに賑わっていました。
内部・八王子線(81)

 西日野 1972(S47).1.22

線路を見下ろす高台(四日市南高校付近)から西日野駅を俯瞰しました。

西日野駅へ到着する四日市行き列車です。高校の最寄り駅で、学校帰りの学生が結構乗りました。
内部・八王子線(82)

 西日野 1972(S47).1.22

西日野駅を出発して伊勢八王子に向かう列車と西日野の家並みです。西日をうけて車体が光っています。


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参考図書: 「鉄道ファン145号」1973(昭和48)年5月号 交友社発行