津島軽便堂写真館

木曽路のD51  その6   木曽路1 木曽路2 木曽路3 木曽路4 木曽路5  木曽路7

木曽路のD51(82)

 南木曽 1971(S46).3.21

7度目の木曽路訪問です。
前回から2ヶ月半後でした。

乗ってきた列車が、南木曽駅でD51重連の客車列車と交換しました。

最初の頁のダイヤを見ると、6801D急行「きそ3号」が、10時40分頃に826列車と交換します。
「きそ3号」に乗って2度目の南木曽訪問です。
春休みに、一人で来ました。
木曽路のD51(83) 南木曽 1971(S46).3.21

南木曽駅には、貨物列車も待避していました。691列車が出発します。
木曽路のD51(84) 南木曽 1971(S46).3.21

左の691列車の後ろ姿です。
木曽路のD51(85)

 南木曽 1971(S46).3.21

南木曽の駅の近くに吊り橋があったので、その吊り橋を渡り、対岸から駅方向を向いて撮りました。

読書発電所建設の資材運搬路として1922(大正11)年に完成した木橋です。当初は、橋の上にトロッコのレールが敷かれていたということです。
一時は破損・老朽化で使用中止になっていたようですが、1993(平成5)年に復元され、桃介橋と名付けられ,、その翌年には重要文化財に指定されました。→Wikipedia
木曽路のD51(86)

 南木曽 1971(S46).3.21

福沢桃介ゆかりの桃介橋と、南木曽駅構内のキハ58と貯木場をアップで撮りました。
木曽路のD51(87)

 南木曽 1971(S46).3.21

南木曽を出発するD51貨物列車です。
1968(昭和43)年10月に三留野(みどの)駅→南木曽駅と改称されました。
駅に隣接して、立派な貯木場がありました。

「木曽谷の森林鉄道」(西 裕之著 企画室ネコ 1987.8発行)によれば、
三留野駅に隣接する、三殿営林署貯木場から、蘭(あららぎ)・与川森林鉄道が出ていました。
蘭(あららぎ)森林鉄道は、写真右の方へ進み、妻籠宿の上方(東側)を通って蘭川に沿って走っていました。昭和28(1953)年から撤去が始まり、昭和35年に撤去完了。
与川森林鉄道は、写真右の方の三留野和合で蘭線と分岐し、写真奥の方を左に進み、暫く木曽川の上流に向かって並行し、その支流の与川に沿って走っていました。昭和35(1960)年から撤去が始まり、昭和37年に撤去完了。
木曽路のD51(88)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

長工デフのD51の単機回送が木曽川鉄橋を渡ります。

鉄橋を見下ろす俯瞰ポイントに、再び上り撮りました。
約5ヶ月前に同じ場所で撮った写真は →木曽路D51-3をご覧ください。
木曽路のD51(89)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

読書(よみかき)発電所の近くを走るD51貨物列車です。
この読書発電所は、1994(平成6)年に桃介橋などと一緒に、重要文化財に指定されました。

読書(よみかき)の由来は、与川(がわ)、三留野(どの)、柿其(かきぞれ)の3村が1874(明治7)年に合併し、頭文字をとって読書(よみかき)村となったということです。
1961(昭和36)年には他の村と合併し南木曽町となりました。
木曽路のD51(90)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

木曽川の鉄橋を渡るD51貨物列車です。
上の写真(89)の続きです。
木曽路のD51(91)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

この日も良い天気で、中央アルプスの山々が綺麗に見えました。
上の写真(89・90)の続きです。
木曽路のD51(92)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

キハ58系11連の急行列車です。
読書発電所の導水管の上を通り過ぎ、向こう側へ走って行きました。
最初の頁のダイヤで調べると、14時頃に通過する1802D「ちくま1号」と思われます。
木曽路のD51(93)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

木曽川に沿って、走り去る「ちくま1号」です。
間もなくトンネルに入ります。
上の写真(92)の続きです。
木曽路のD51(94)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

後ろにディーゼルカーをつないだD51客車列車です。
すぐ上の1802D「ちくま1号」と田立で交換してやってきました。
木曽路のD51(95)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

D51客車列車が木曽川鉄橋を渡ります。
上の写真(94)の続きです。
木曽路のD51(96)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

読書発電所の導水管の上を走るD51の貨物列車です。
重要文化財の読書発電所本館がしっかり写っています。

チョット短い編成でしたが、煙はしっかり出してくれました。

この列車を撮ったあと、山を下りました。
木曽路のD51(97)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

山を下りて、木曽川畔に来たら、春の風物詩ネコヤナギの花穂が逆光に映えて綺麗でした。

ネコヤナギで思い出すのは、キャンディーズの『春一番』です d(^-^)ネ!。
歌詞の2番に「・・・♪雪をはねて猫柳が顔を出します♪もうすぐ春ですね♪ちょっと気取ってみませんか♪・・・」があります。この曲が発売されたのは、1976(昭和51)年3月ということで、この写真を撮ってから5年後です。ですから「春一番」を口ずさみながら撮ることはできなかったわけです。
木曽路のD51(98)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

16時少し前に通る831列車です。
もっと煙を吐くと思ったのに、ちょっと寂しい状態でした。
木曽路のD51(99)

田立~南木曽 1971(S46).3.21

D51重連の客車列車です。
16:10頃に通る832列車です。
再び、ネコヤナギを入れて撮りました。

7度目の木曽路訪問の最後の写真です。
この写真を撮ったあと、南木曽駅まで歩き、列車で帰りました。
 2013(H25).12.14up
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参考図書: 鉄道ファン117号 「蒸気機関車撮影地ガイド」 昭和46(1971)年1月臨時増刊号 交友社発行
       「木曽谷の森林鉄道」 西 裕之著 企画室ネコ 1987(昭和62).8.31発行