津島軽便堂写真館

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木曽路のD51⑯

中津川~落合川 1970(S45).2.13

中津川から歩き、峠を越えて落合川方へ来ました。
落合川で後補機を付けた貨物列車が走ってきました。

落合ダムも遠望できました(先頭の機関車の煙の左側です)。
中津川~落合川の複線化工事が始まっており、線路の左側は見苦しい状態になっていました。この区間の複線化は、3年後の1973(昭和48)年に完成しました。
木曽路のD51⑰

中津川~落合川 1970(S45).2.13

上の写真⑯の続きです。
間もなく峠のトンネルに入ります。
木曽路のD51⑱

落合川 1970(S45).2.13

落合川駅を通過していったキハ91系です。木曽川の鉄橋を渡ります。

前ページのダイヤで調べれば、803D急行「きそ4号」と思われます。
駅の近くを歩いていたら走ってきたので、慌てて後追いで撮りました。
木曽路のD51⑲

落合川~坂下 1970(S45).2.13

木曽川の鉄橋を渡る804D急行「きそ2号」です。

落合川~坂下間は1968(昭和43)年に複線化されました。塩尻に向かう線路(左側)は別線で建設され、大部分がトンネル区間となりました。
木曽路のD51⑳

中津川~落合川 1970(S45).2.13

小高い場所から落合ダム湖を俯瞰しました。
落合川に到着する貨物列車の前後にD51がいますが、わかりにくいですね・・・
木曽路のD51(21)

中津川~落合川 1970(S45).2.13

上の写真⑳の近くから撮りました。
ダム湖を背景に、落合川に到着する客車列車です。
木曽路のD51(22)

中津川 1970(S45).2.13

2度目の木曽路訪問を終え、帰るときの写真です。
中津川~名古屋は電化済みで、客車列車はここで機関車の付け替えをしました。D51→EF64です。
木曽路のD51(23) Nさん撮影

中津川 1967(S42).10

中津川に到着する名古屋発の客車列車です。
集煙装置付きのD51 249号でした。

中央西線の電化の歴史は、
1966(S41).5.14 名古屋~多治見
1966(S41).7.1 多治見~瑞浪
1968(S43).8.16 瑞浪~中津川
1973(S48).5.27 中津川~塩尻
 ということです。

昭和42年、Nさんが高校1年生のときにこの写真を撮った頃、中央西線は瑞浪まで電化で、それ以北は未電化でした。
木曽路のD51(24) Nさん撮影

中津川 1967(S42).10

中津川機関区の転車台に乗る、D51 549号です。
この機関車には集煙装置が付いていません。
私が見た木曽路のD51は、全部集煙装置付きでしたが、1967(昭和42)年当時は、集煙装置のないD51が主流でした。
1968(昭和43)年に、落合川~坂下間複線化のため長大トンネルができた(上の写真⑲の左側のトンネル)のを機に集煙装置が付けられたということです。その後更に複線化のため、鳥居峠などの長大トンネルができて、木曽路のD51の必需品になりました。

集煙装置については→Wikipediaをご覧ください。
木曽路のD51(25) Nさん撮影

中津川 1967(S42).10

中津川機関区D51のラッキーナンバー、777号です。
機関庫の横にいました。
木曽路のD51(26) Nさん撮影

中津川 1967(S42).10

機関庫の前のD51122号とC12209号です。
C12は、明知線と中津川構内入換に使われていました。
木曽路のD51(27) Nさん撮影

中津川 1967(S42).10

中津川機関区の給炭・給水所にいるC12166号です。
木曽路のD51(28) Nさん撮影

中津川 1967(S42).10

ランボードに白線入りのD51326号です。
回転火の粉止めがチョット目障りですが・・・
木曽路のD51(29)

贄川~日出塩 1970(S45).10

上の写真(27)の3年後です。
ランボード白線入りのD51です。
木曽路で白線入りのD51は、ほとんど見かけませんでした。
上の写真と同じD51326号かと思いましたが、'70.3の機関車配置表にはD51326号は記載されていません。既に廃車になっていました。
従って、何号かわかりません。

私の3度目の木曽路訪問でした。
名古屋駅のコンコースに並んで、夜行列車の「きそ○号」に乗り、未だ暗い松本駅で降りたら雨でした。
中央西線の始発列車が出るまで、松本駅ホームでC56を写しながら待ち、何故か贄川で降りました。
雨が降っていたので、駅の近くで撮りました。わざわざ夜行列車に乗り、贄川まで行ったのに何故こんな写真を撮ったのか反省です・・・
木曽路のD51(30)

贄川 1970(S45).10

贄川から木曽福島方面に向かう貨物列車です。D51重連でした。

3度目の木曽路訪問は、結局2枚撮っただけで帰りました。雨が降っていたせいだと思います。
このあと来た客車列車もD51重連でした。
その列車に乗り、ボーボッボッ、ボーボッボッという絶気運転合図の汽笛が山々にこだまするのを、窓を開けて感動しながら聞いていたのが忘れられない想い出です。(ガラガラの列車でしたから雨降りで窓を開けても大丈夫でした)


次回はいよいよ、田立~南木曽のD51が登場します。→次ページ
2013(H25).11.4up 
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参考図書:  鉄道ファン117号 「蒸気機関車撮影地ガイド」 昭和46(1971)年1月臨時増刊号 交友社発行
        「機関車配置表'70」 交友社 1970(S45).7.15発行