津島軽便堂写真館

木曽路のD51  その3   木曽路1 木曽路2  木曽路4 木曽路5 木曽路6 木曽路7

木曽路のD51(31) 坂下 1970(S45).11.1

坂下を通過する、キハ181系特急「しなの」です。横にはD51の貨物列車が交換待ちしていました。
4度目の木曽路訪問です。この日は鉄研の仲間(Nさん含む)と5人くらいで出掛けました。気合いを入れてカラーポジ(エクタクローム)で撮りました。
Nさんの記録によれば、(私は記録をとっていないので・・・)
1970(昭和45)年11月1日(日)名古屋7:55→(快速・木曽路)→10:02南木曽
7時間滞在し、南木曽17:00→(834D)→19:42名古屋
となっています。乗ってきた快速「木曽路」が、坂下駅で特急「しなの」の通過待ちをしたので、跨線橋に上って撮りました。
↓木曽路のD51(32) 坂下 1970(S45).11.1 Nさん撮影

左の写真の貨物列車が坂下駅に到着する前のシーンです。
D51200号でした。この機関車は梅小路に動態保存されています。

木曽路のD51(33) Nさん撮影

田立~南木曽 1970(S45).11.1

木曽川の鉄橋を渡るD51重連の客車列車です。
遠くに雪を被った中央アルプスの山々が見えます。
南木曽駅からここまで約2.3km歩き、有名なこの鉄橋で撮りました。
田立~南木曽は1973(昭和48)年に別ルートで複線電化されましたので、この鉄橋も今はありません。

昭和45年5月に発行された、山渓カラーガイド「蒸気機関車の旅」に掲載された植松さんの写真を参考に、同じ場所で撮りました。
田立~南木曽の地図
(国土地理院発行 1/5万「妻籠」)

左図は、山渓カラーガイド「蒸気機関車の旅」に掲載された地図です。

木曽川を水色で塗り、1973(昭和48)年に完成した新線(現路線)を、青線で記入しました。新線は、木曽川を渡る付近だけが外に出ていて、他は全てトンネル内です。新線開通により、田立~南木曽間の旧線は廃止になりました。
赤いは、その旧線を俯瞰撮影した場所です。下の(34~43)の写真は、そこから撮りました。
木曽路のD51(34)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

田立~南木曽の線路の大部分が俯瞰できる山の中腹に上りました。
中央アルプスの山々も遠望できる絶景ポイントでした。

中央の棚田の向こうが、南木曽駅付近の集落(三留野宿)と思われます。

左端に写っている建設中の高架橋のようなものが、中央西線の新線工事です。

キハ58系の急行列車(804Dきそ2号?)が国道19号の下を潜っています。ここから左下に進むと木曽川の鉄橋です。
木曽路のD51(35)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

木曽川の鉄橋を渡るキハ58系の急行列車です。
上の写真(34)の続きで、同じ場所から撮りました。
木曽路のD51(36) Nさん撮影

田立~南木曽 1970(S45).11.1

木曽川に沿って走る、キハ58系の急行列車です。
200mmの望遠レンズで俯瞰しました。

この当時の中央西線の昼間の気動車急行は、最初の頁のダイヤを見ると「きそ1~5号」「赤倉」「ちくま1号」が走っていました。
写真を見ると、全部10連程度の長大編成で、私にはどれがどれかわかりません・・・
木曽路のD51(37) Nさん撮影

田立~南木曽 1970(S45).11.1

読書発電所の導水管の上を走る、キハ58系10連の急行列車です。
200mmの望遠レンズの威力です。

上の写真(36)の続きです。
木曽路のD51(38)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

読書発電所の導水管の上を走る、キハ58系12連の急行列車です。

上の写真(37)と同じ場所から撮っていますが、標準レンズで撮るとこんな感じです。まあこれはこれで、全体の景色がわかってよいと思うのですが。

上の写真(37)と同じ列車だと思ったのですが、写真を拡大して見たら、(37)より2両多い12両をつないでいました。
木曽路のD51(39)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

木曽川沿いを走る、D51の貨物列車です。
こちらは135mmの望遠レンズで撮りました。当時私が持っていた唯一の交換レンズで す。
木曽路のD51(40)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

D51の貨物列車です。
小さすぎてD51かどうかわかりませんが・・・

上の(39)と見比べたら、貨車の編成が違いましたので、別の貨物列車です。
木曽路のD51(41)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

木曽川の鉄橋を渡るD51の貨物列車です。
貨車の編成は、上の(40)と同じです。
従って(40)の続きで撮りました。
木曽路のD51(42)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

D51の客車列車です。
後ろに気動車を2両くっつけていました。

この編成は、木曽路で時々見かけましたので、定期的に回送の気動車を連結して走っていたと思います。
あいにく機関車に雲の影がかかってしまいました。
木曽路のD51(43) Nさん撮影

田立~南木曽 1970(S45).11.1

上の(42)と同じ列車です。
木曽川の鉄橋を渡り終わりました。

向こうの方では、田立~南木曽の新線の建設中ですが、木曽川の鉄橋はまだ架かっていません。


この列車は、14時ちょっと過ぎに通った829列車と思われますが、この写真を撮ったあと山を下りました。
上の写真(34)から始まって、3時間ほど山の中に滞在しました。
木曽路のD51(44)

田立~南木曽 1970(S45).11.1

夕暮れ迫る木曽川の鉄橋です。
写真を見ると、客車列車のようです。
ススキが秋を感じさせます。

ダイヤで調べると、上の写真(43)の次の塩尻方面行き831列車と思われますが、1時間50分後で、16時少し前です。
木曽路のD51(45) Nさん撮影

田立~南木曽 1970(S45).11.1

夕暮れムードの中、中津川方面に向かうD51の貨物列車です。
下り坂のため絶気運転ですが、轟音と共に走り去りました。

上の写真(44)の逆サイドから撮っています。
(44)の831列車と、南木曽で交換してきた貨物列車です。
木曽路のD51(46) Nさん撮影

田立~南木曽 1970(S45).11.1

D51重連の客車列車です。
832列車です。
上の写真(45)の貨物列車が通り過ぎたあと、10分も経たずに通りました。


16:10頃に通ったこの列車が、この日最後の写真でした。

私の4度目の木曽路訪問はこれで終わりました。
南木曽駅まで、充実感を味わいながら皆と歩き、17:00発の834Dに乗って帰りました。
2013(H25).11.8up
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参考図書: 鉄道ファン117号 「蒸気機関車撮影地ガイド」 昭和46(1971)年1月臨時増刊号 交友社発行
        山渓カラーガイド「蒸気機関車の旅」 植松宏嘉・廣田尚敬編 1970(S45).5.25 山と渓谷社発行