若松市電  2/3   若松の繁華街~工場地帯の軌道を走っていた貨物列車の記録です。

若松市電 ⑪

市電浜町 1975(S50) .8.2

貨車の荷卸しが終わった頃、電気機関車が貨車を入換しに来ました。

前頁の地図Aの付近です。
若松市電 ⑫

市電浜町 1975(S50) .8.2

機関車+貨車が通り過ぎました。
車に気をつけながら右折します。

上の写真⑪の逆方向の風景です。

遠方に見える山は、帆柱ケーブルが走る皿倉山です。
その手前にある道路をまたぐ橋は、若戸大橋の誘導路です。
   
 ⑬ 市電浜町 1975(S50).8.2 
   浜町車庫の西側の風景です(右の写真のすぐ左側)。
 ⑭ 浜町車庫 1975(S50).8.2
  機関車は貨車を切り放し、また入換に向かいます。
 
若松市電 ⑮

市電浜町 1975(S50) .8.2

機関車は倉庫の並ぶ奥の方へ入っていきました。間もなく戻ってきます。
このあとすぐ、道路を横断するのでサングラスのおじさん(誘導係)が交通整理を始めました。
おじさんの立っているすぐ後ろで、線路が平面交差しています。

前頁の地図Bの付近です。
  若松市電 ⑯

市電浜町 1975(S50) .8.2

上の写真⑮の続きです。
機関車は道路を横断し、車庫の横の路地のようなところへ入ってきます。

この線路用地は、近くの工場で働くパートのおばさんたちの通り道になっていたようです。勤め帰りのおばさんたちが機関車が通り過ぎるのを待っています。

前頁の地図Cの付近です。

この路地のようなところを走る未舗装の併用軌道は、私が大好きな鉄道風景でありますので、上の写真⑮を撮ったあと、走ってこの場所へ移動し待ち構えました。
  若松市電 ⑰ 

市電浜町 1975(S50) .8.2

上の写真⑯の続きです。

機関車が近づいてきました。
右側の建物が車庫です。

これも
前頁の地図Cの付近です。
  若松市電 ⑱ 

浜町車庫 1975(S50) .8.2

入換が終わり、機関車は貨車をつないだまま車庫の前で一休みです。
私が大好きな凸型電気機関車の中でも、最も好きなタイプの機関車です。

先ほど機関車が通った路地(左の線路の先)を通って、パート帰りのおばさんが家に向かいます。これから夕飯の支度をするのでしょうね。

 
  若松市電 ⑲ 

浜町車庫 1975(S50) .8.2

車庫の奥にいた201号も顔を出してくれました。
 
  若松市電 ⑳

浜町車庫 1975(S50) .8.2

道路の反対側から車庫付近を撮りました。
  若松市電 (21)

浜町車庫 1975(S50) .8.2

機関車に連結されていた貨車の車票です。
実に感動的な車票です。
市電浜町
を出て、当時日本でただ1ヶ所だけ残っていた路面軌道を通り、日本に1ヶ所しかなかった海底トンネルを潜り(この約半年前に新幹線が並行してできましたが)、2ヶ所しかなかった連絡船の貨車航送で運ばれて、四国の鳴門までヒマシ粕を15t積んで行くことが分かります。
 
  若松市電 (22)

中川通り商店街 1975(S50) .8.2

いよいよ午後(夕方近く)の貨物列車が走る時間になりましたので、商店街で待ち伏せしました。

残念ながら陽が傾き、日陰になってしまいました。

貨物列車の後方に「八鹿」のアーチが見えます。そこから手前(若松駅側)がパチンコ店、映画館、百貨店が建ち並ぶ繁華街です。
 
  若松市電 (23)

中川通り商店街 1975(S50) .8.2

上の写真(22)の続きです。
貨物列車が信号待ちをしている間に走って追い越し撮りました。

貨物列車の後方にある高架橋は、若戸大橋の誘導路です。
 (前頁の地図参照)

若松市電 (24)

中川通り商店街 1975(S50) .8.2

若松駅から戻ってくる貨物列車を、百貨店の屋上遊園地から海(洞海湾)を入れて撮りました。

前頁の地図で見ると、若松井筒屋百貨店と書いてありますが、Wikipediaで調べると、「丸柏(マルカシ)百貨店が1979(昭和54)年に閉店し若松井筒屋となる」と書いてありましたので、撮影当時は丸柏百貨店だったわけです。なお、若松井筒屋も1995(平成7)年に閉店したそうです。

↓若松市電 (25)  中川通り商店街 1975(S50) .8.2

 左の写真の続きで、貨物列車が百貨店の前を通り過ぎたところです。
 
若松市電 (26)

中川通り商店街 1975(S50) .8.2

百貨店の屋上から、若松駅の反対方向を見た写真です。
遠方に工場地帯が広がっています。

貨物列車が「八鹿」のアーチをくぐり、斜め右の方へ進んでいきます。




この写真を撮ってから若松を離れました。

この日は北九州旅行の初日で、このあと西鉄北九州市内線、三池鉄道熊本電鉄高島炭鉱、長崎電軌、大分交通耶馬溪線(中津~野路の残存区間)を訪問したあと、旅行の最終日に再度若松市電の写真を撮りました。
その写真は次ページです。
 
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