名鉄 揖斐線 1 本揖斐・清水 廃止間近の谷汲線へ 揖斐線2へ 揖斐線3へ 揖斐線4へ
名鉄揖斐線は、1914(大正3)年に岐北軽便鉄道が忠節~北方(後の美濃北方)間で開業しました。美濃電軌に合併され北方線となり、1926(大正15)年に黒野延長後、1928(昭和3)年に本揖斐まで延びて揖斐線となりました。 最後に開業した黒野~本揖斐間が最初の2001(平成13)年に廃止され、そして2005(平成17)年に揖斐線は全廃されました。 揖斐線には、旦ノ島~尻毛間の伊自良川橋梁、政田~下方間の藪川(根尾川)橋梁があり、清水駅には桜の木があり、撮影ポイントでした。その写真をご覧ください。 ←左の地図は、国土地理院1/20万「岐阜」 昭和43年6月30日発行に駅名を追記 |
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揖斐線① 本揖斐 1997(H9).4.13 開業時からあった立派な駅舎でした。 洒落た感じがして良いムードでした。 残念ながら、廃止後に駅舎は解体され、ホーム+屋根も撤去されたので、駅の痕跡は残っていません。 |
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揖斐線② 本揖斐 1997(H9).4.13 名鉄には珍しく、駅全体を覆う屋根に特徴のある駅でした。 チューリップが綺麗に咲いているホーム右側の線路は使われていませんでした。 |
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揖斐線③ 本揖斐 1997(H9).4.13 上の写真と少し違う角度から撮りました。 |
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揖斐線④ 本揖斐 2001(H13).9.30 涙雨が降る最終日の本揖斐駅です。 この日を限りに、黒野~本揖斐間と黒野~谷汲間が廃止されました。 |
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揖斐線⑤ 清水 1997(H9).4.13 素晴らしいムードの清水(きよみず)駅です。 初めて訪ねた清水駅ですが、桜は散ったあとでした。 翌年には桜の咲く頃に訪れようと、心に誓いました。 |
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揖斐線⑥ 清水 1997(H9).4.13 上の写真⑤を撮った場所から逆方向を向き、通り過ぎた758号を撮りました。 |
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揖斐線⑦ Nさん撮影 清水 1998(H10).4.4 上の写真⑤⑥の1年後です! 桜満開の清水駅です。 赤い電車が、午後の光を浴びて清水を出発、本揖斐に向かいます。 本揖斐方から見た清水駅の全景です。 |
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揖斐線⑧ 清水 1998(H10).4.5 この日は、Nさんと一緒に清水駅を訪ねました。 (Nさんは、この前日にも揖斐・谷汲線を訪問し、上の写真⑦を撮りました) 清水駅の黒野方で、清水に到着する列車を撮りました。 この場所から逆方向を見ると、下の⑨⑩の写真です。 |
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揖斐線⑨ 清水 1998(H10).4.5 青空の下、満開の桜です。 これ以上ない最高の条件でした。 朝の光を浴びて、黒野行きの赤い電車が清水駅に到着します。 |
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揖斐線⑩ Nさん撮影 清水 1998(H10).4.5 上の写真⑨の続きで、桜満開の清水駅に到着した黒野行き電車です。 青空・薄紅の桜・赤い電車・・・素晴らしい情景でした! |
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揖斐線⑪ 清水 2000(H12).4.16 上の写真⑦⑧⑨⑩の2年後です。 満開から少し遅れ、花吹雪の清水駅です。ホーム上に桜の花びらが舞い落ち、綺麗な感じでした。 |
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揖斐線⑫ 清水 2000(H12).4.16 電車が到着するとき、うまい具合に風が吹き、一斉に花びらが散り、花吹雪になりました。 花吹雪と電車の素晴らしいコラボで、写真を撮りながら思わず「ヨシ!」とつぶやきました。 後ろの電柱がちょっと目障りでしたので、フォトショップエレメンツを使い、電柱を消してみました。マウスカーソルを画像の上に載せてみてください。 |
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揖斐線⑬ 清水 2000(H12).4.16 到着した電車に乗降客があり、良い感じになりました。 |
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揖斐線⑭ 清水 2001(H13).4.8 清水駅最後の年の桜です。 満開でした! 菜の花も色を添えてくれました。 朝は曇っていましたが、この写真を撮ったあとだんだん天気が良くなってきました。 |
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揖斐線⑮ 清水 2001(H13).4.8 岐阜に向かう人たちがホームで待っています。 1時間おきの電車でしたが、朝はそこそこ乗客がありました。 |
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揖斐線⑯ 清水 2001(H13).4.8 上の写真⑮の1本あとの黒野行きです。 |
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揖斐線⑰ 清水 2001(H13).4.8 上の写真⑯の更に1本あとの黒野行きです。 天気が良くなってきました。 |
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揖斐線⑱ 清水 2001(H13).4.8 清水駅で撮った最後の写真です。 この半年後の2001(平成13)年10月1日に揖斐線黒野~本揖斐間が廃止されました。(谷汲線も同時廃止) 清水駅は桜が似合う、ひなびた素晴らしい駅でした。その風景にピッタリの古い電車が走り、晩年の桜の季節には大勢のファンが訪れました。 |
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揖斐線⑲ 清水駅跡 2013(H25).3.30 揖斐・谷汲線の廃線跡は、かなりの部分が残っていますが、清水駅跡は跡形もなくなっていました。桜の木は1本も残っていません・・・ 写真中央の駐車場仕切りのパイプの部分が線路跡です。清水駅のホームはその右側にありました。 右正面の赤い看板の古川商店は、上の写真⑤⑨に写っている駅前のパン・菓子屋さんでした。 左の電柱が、写真⑫の電車の後ろに写っている目障りな電柱です。 |
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揖斐線⑳ 中之元駅跡 2013(H25).3.30 中之元駅の現役時代の写真がありません・・・毎度のことですが、同じ所で同じような写真ばかり撮っており、もっと幅広くいろんな場所で撮らなかったことを悔やんでいます。 中之元駅跡を、廃止11年半後に訪ねたら、ホームと桜の木が残っていました。 |
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2017(H29).4.9up | |
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参考図書: 「名古屋鉄道社史」 1961(昭和36)年5月 名古屋鉄道発行
「写真が語る名鉄80年」 1975(昭和50)年3月 名古屋鉄道発行
「名古屋鉄道百年史」 1994(平成6)年6月 名古屋鉄道発行