葛生の駒形石灰 3/3   東武鉄道葛生駅(栃木県)近くにあったトロッコ軌道(軌間610mm)

駒形石灰⑲ 1975(S50).3.15

列車は警報機・遮断機のない踏切に接近しました。 すると一人が先行し、踏切の線路の溝に詰まった土砂を足で掻き出し始めました 脱線防止のため必要不可欠な仕事です。
それが終わると、踏切で手を広げて人間遮断機になり、列車を無事通過させました。
駒形石灰⑳ 1975(S50).3.15

雑誌で発表された、沿線のハイライト区間です。お立ち台?から撮りました。
 
駒形石灰(21) 1975(S50).3.15

上の写真⑳の場所を通り過ぎると、小道に合流しました。
駒形石灰(22) 1975(S50).3.15

小道に合流したところで、列車についてきた2人が機関車を追い越して走り始めました

次の踏切で、先ほどの踏切と同じことをするためです。
駒形石灰(23) 1975(S50).3.15

車を止めて、列車は無事踏切を通過します

駒形石灰(24) 1975(S50).3.15

トロッコ列車は最大の難所にさしかかりました
分岐で急に曲がるのと勾配と線路の凹凸が重なって容易には通過できないようです。
2人力の補機を付けて、何とかクリヤーします。

駒形石灰(25) 1975(S50).3.15

この坂を下ると終点の貨物ホームです。
一仕事終えた男達の晴れ姿です。


でも、このあと荷物の積み替えという重労働が待っています。

 
駒形石灰(26) 1975(S50).3.15

東武の貨物ホームに到着したトロッコ列車です。

駒形石灰(27) 1975(S50).3.15

東武の貨物ホームです。

東武の貨車へ荷物の積み込みが始まっていました。
東武の社有貨車がたくさん停まっていました。
駒形石灰(28) 1975(S50).3.15

上の写真の反対側から撮りました。

貨物ホーム上のKATO WORKSです。

これが駒形石灰最後の写真です。
わずか600mの区間ですが、変化に富んでいて、ナローファンの心にググッとくる「へろへろ軌道」でした。この「駒形石灰のへろへろ軌道」のほぼ全貌をお伝えすることができたと思います。

改めて35年前の写真を見返してみると、「今どきこんな・・・」という感動がよみがえってきます。工場から東武貨物駅まで大変な労力をかけて運んでいました。トラックの方がよっぽど効率よく運べるにもかかわらず、よくぞレール輸送で残してくれたと関係者の皆さんに感謝の気持ちで一杯です。
  
東武葛生駅  1975(S50).3.15

駒形石灰のヘロヘロトロッコを撮れたことで満足し、葛生駅へ戻ってきました。

立派な駅舎ですね!


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葛生周辺の鉄道は

東武会沢線(2019.12.12up)

住友セメント唐沢鉱山鉄道
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