津島軽便堂写真館

紅葉新緑叡電             ポール時代の叡電

紅葉・桜・新緑-叡電①

二ノ瀬~市原 1992(H4).11.15

叡山電鉄鞍馬線で、最も美しい紅葉区間を走るデナ21形124号です。
光線状態が良く紅葉が綺麗に浮き上がり、私のお気に入り写真です。
ここは現在「もみじのトンネル」として有名で、紅葉時期は夜間ライトアップもされています。
22年前も紅葉は綺麗でしたが、今のように宣伝されていませんでした(当然ライトアップなし)。それでも鉄道ファンには紅葉の名所として有名だったと思います。この日は好天の日曜日で線路脇には数名のファンがいました。(当時は線路脇へ自由に入れましたが、現在は立入禁止です)
京福電鉄叡山・鞍馬線は、1986(昭和61)年に分離され叡山電鉄となりました。昔から叡電と呼ばれ、一般の鉄道としては最後の1978(昭和53)年まで、ポール集電の電車が残りました。ポール時代の叡電の写真は
叡電(ポール時代)をご覧ください。
紅葉・桜・新緑-叡電②

二ノ瀬~市原 1992(H4).11.15

貫通扉化改造されたデナ21形122号です。貫通扉があると、だいぶ印象が違います。
デナ21形は連結化改造により、連結面側には貫通扉化改造されましたが、両側とも貫通扉化されたのは122号だけだったようです。

デナ21・121形は、1928・29(昭和3・4)年に計10両製造され、京都らしい優雅な車体(改造で少し損なわれました)で、叡電の主力車両として活躍しましたが、1994(平成6)年に引退しました。
詳細は→Wikipediaデナ21形参照

この当時はまだ6両残っていて、それを中心に撮りました。
紅葉・桜・新緑-叡電③

二ノ瀬~市原 1992(H4).11.15

デナ21形のトップナンバー21号が、もみじのトンネルを通り過ぎ、カーブの先の鉄橋に向かいます。
紅葉・桜・新緑-叡電④

二ノ瀬~市原 1992(H4).11.15

貫通扉化改造されたデナ21形122号です。
もみじのトンネルを抜けて、市原に向かいます。
紅葉・桜・新緑-叡電⑤

 貴船口 1992(H4).11.15

貴船街道を跨ぐ線路を、電車が走ります。
このすぐ左が貴船口駅です。
紅葉・桜・新緑-叡電⑥ Nさん撮影

市原~二ノ瀬 1994(H6).11.20

Nさんも、紅葉の叡電を訪ねました。
上の写真①~⑤の2年後です。

デオ600形が走りました。ここから写真左奥の二ノ瀬方面が紅葉の名所です。
紅葉・桜・新緑-叡電⑦ Nさん撮影

二ノ瀬~市原 1994(H6).11.20

もみじのトンネルを走るデナ21形21号です。2年前と比べると「EIDEN」のロゴが正面に付きました。
デナ21形は、この年に引退しましたので、最後の晴れ姿です。
紅葉も一段と綺麗になっていました。

このときは、線路脇に大勢のカメラマンがいました。
(現在は立入禁止区域です。車窓からお楽しみください)
紅葉・桜・新緑-叡電⑧ 二ノ瀬~市原 1994(H6).11.20  Nさん撮影

色鮮やかな紅葉です。
紅葉が鮮やかなので、落ち着いた色のデオ600形がよく似合います。
紅葉・桜・新緑-叡電⑨ 二ノ瀬~市原 1994(H6).11.20  Nさん撮影

デナ21形です。運転台の窓が改造されたのが少し残念ですが、それでも優雅なスタイルを最後まで見せてくれ、この風景によく合いました。

紅葉・桜・新緑-
叡電⑩

八瀬遊園 1983(S58).4.8

京福電鉄叡山線時代の八瀬遊園駅です。
デオ200形が停車中でした。

この日は、京都の桜+電車の写真を撮ろうと、朝から京都へ出かけました。
蹴上の桜は満開でしたが、八瀬遊園は五分咲き程度、鞍馬は蕾固しでした。
紅葉・桜・新緑-叡電⑪

八瀬遊園~三宅八幡 1983(S58).4.8

五分咲きの桜をバックに、デオ200形201号と、デオ600形601号がすれ違いました。
紅葉・桜・新緑-叡電⑫

 鞍馬 1983(S58).4.8

上の写真⑪を撮ったあと、鞍馬に向かいましたが、桜は全然咲いていません!
デオ600形が停車中です。
紅葉・桜・新緑-叡電⑬

修学院車庫 1983(S58).4.8

修学院車庫1983/昭和58年の風景です。
右端のデト1001号は、現在も保線工事用に残されているようですが、その他の電車は消えました。
右から2両目のデナ500形は、元阪神の電車で、この年に廃車となりました。
Wikipediaデナ500形参照
紅葉・桜・新緑-叡電⑭

岩倉~木野 1989(H1).5.24

比叡山をバックに、岩倉駅を出発したデナ21形2連の鞍馬行きです。
当時、岩倉以北は単線で、手前の線路は岩倉折返し列車用の引き上げ線です。
岩倉~二軒茶屋は1990/平成2年に再複線化されました(戦時中に単線化されたということです)。
紅葉・桜・新緑-叡電⑮

 岩倉 1989(H1).5.24

岩倉駅停車中のデナ21形の出町柳行きです。
叡電に比叡山は欠かせないですね!

比叡山の頂上少し下の右側の白い建物が、京福・叡山ケーブルのケーブル比叡駅です。その左が山頂へ通ずるロープウェイの駅と思われます。
紅葉・桜・新緑-叡電⑯

貴船口 2000(H12).5.4

新緑の叡電です。
1997(平成9)年にデビューした、900系「きらら」が貴船口を出発し鞍馬に向かいます。

デナ21形が1994(平成6)年に引退したので、叡電の魅力が激減ししたと思っていましたが、格好いい900系が登場したので、Nさんと一緒に新緑の叡電を訪ねました。

Wikipedia900系参照
紅葉・桜・新緑-叡電⑰

貴船口~二ノ瀬 2000(H12).5.4

貴船口から二ノ瀬に向かって歩き、来る電車を撮りました。ゴールデンウィークで列車が増発され、次々と列車が来ましたが、新緑に映えるのは、やはり900系「きらら」でした。

この当時の鞍馬線は、800系と900系で運行されていました(今もそうですが)
紅葉・桜・新緑-叡電⑱

貴船口~二ノ瀬 2000(H12).5.4

上の写真と異なる色の「きらら」です。
こちらの色はメープルオレンジというそうです。
上の写真の「きらら」はメープルレッドで、オレンジの方が1年後の1998/平成10年に登場しました。
どちらも沿線の紅葉をイメージしたカラーで、車内からの展望をよくするためガラスを多用したデザインです。
2編成の900系「きらら」がフル稼働していました。(その後の増備はありません)
紅葉・桜・新緑-叡電⑲

貴船口~二ノ瀬 2000(H12).5.4

上の写真⑱の列車が鞍馬で折り返して来ました。
紅葉・桜・新緑-叡電⑳

二ノ瀬~市原 2000(H12).5.4

メイプルレッド901号のアップです。
新緑によく映えました。
紅葉・桜・新緑-叡電(21)

二ノ瀬~市原 2000(H12).5.4

新緑の「もみじのトンネル」を通過中のメープルオレンジの900系です。
紅葉・桜・新緑-叡電(22)

二ノ瀬~市原 2000(H12).5.4

新緑がとても綺麗でした。

鞍馬線の主役の800系です。

800系は、1990~1995(平成2~7)年に2両×5編成が製作されました。編成毎に帯の色が異なります。
1989(平成元)年に京阪鴨東線(京阪三条~出町柳)が開通し、陸の孤島であった叡電起点の出町柳駅が非常に便利になり、急増した乗客に対応するために製造され、旧型車を置き換えるために増備された電車です。
このおかげで、叡電の顔であったデナ21形が姿を消しました。

(なお、これ以降、叡電を訪問していませんが、この付近は立入禁止になったようです。)
紅葉・桜・新緑-叡電(23)

八瀬遊園 2000(H12).5.4

叡山線の主役700系です。
叡山線のワンマン化・冷房化のため1987・1988(昭和62・63)年に8両製造された両運転台電車です。
デナ21形、デオ200・300形の機器を再利用して製造されました。

八瀬遊園の駅は、私が最初に訪れた1972(昭和47)年と変わりませんが、電車は変わってしまいました・・・
しかし、この写真を撮ってから既に14年、駅の名前も「八瀬比叡山口」と変わりました。

デナ21形・500形が走っていた頃の八瀬遊園駅の写真は→こちらをご覧ください。
 2014(H26).11.11up
 津島軽便堂Topページへ戻る      ポール時代の叡電1  叡電2  叡電3  ポール時代の叡電