津島軽便堂写真館

貝島炭鉱 大之浦二坑 1/2   大之浦二鉱2へ    貝島炭鉱1へ 貝島炭鉱2へ

貝島炭鉱は、筑豊御三家の一人で炭鉱王と呼ばれた貝島太助氏が開きました。北九州の何ヶ所かに炭鉱を所有していたようですが、宮田付近には菅牟田・桐野・満之浦の炭鉱がありました。後にそれらを統合して大之浦炭鉱と称したそうです。菅牟田(五坑)、桐野(二坑)、満之浦(六坑)はその後また分離されたようで、名前はいろいろ変わりました。詳細はみやわかふれあいページをご覧ください。貝島大之浦炭鉱(桐野)も参考になります。
まずは、大之浦二坑の地図からご覧ください。(名前をいろいろ変えていますので何が正式名称かわかりませんが・・・)
railbusさんは1971(昭和46)年6月に訪問しました。宮若ふれあいページを見ると、第二大之浦炭鉱は昭和46年5月に採炭中止と書いてありますが、railbusさんが訪問したときにはトロッコがケーブルに引っ張られて動いていました。しかしそれから40年以上経過し、さすがのrailbusさんも線路配置の記憶がないそうです。写真をよく見ても線路配置がわかりませんので線路配置を省略します。写真だけご覧ください。
↓国土地理院1/25,000「直方」昭和46.11.30発行より  ↓「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」昭和49年度より
   (国土交通省の航空写真画像情報所在検索・案内システム)
宮田線の終点・筑前宮田駅の南側に大之浦二坑がありました。薄い赤線で囲ったところが大之浦二坑だと思います。トロッコの走っていた周辺を薄緑色で塗りつぶしました。青でなぞった線が宮田駅から六坑に向かう貝島炭鉱専用線です。水色でなぞった線も二坑付近を走る同専用線でしたが、昭和46年には廃止になっていたかもしれません。 国土地理院が撮影した昭和49年の左と同じ場所です。3年の違いで露天掘りの区域がだいぶ広がっていました。二坑付近の専用線は明らかに廃止になっています。しかし、宮田駅から六坑に至る専用線には、まだコッペルやアルコが活躍してました。
←大之浦二坑@ 1971(S46).6.25 railbusさん撮影

ケーブルに引っ張られて貨車が坂道を登っていきます。
麦わら帽子のおじさんの笑顔と腹の出具合が良い感じです。
このトロッコ軌道には機関車がいませんでした。ケーブルを使って貨車を移動するインクライン(貨物用ケーブルカー)でした。
 ↓大之浦二坑A 1971(S46).6.25 railbusさん撮影

左の場所を逆方向から見た写真です。
線路の幅は不明ですが、たぶん610mm以下だったと思います。

大之浦二坑B railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

上の写真Aのもう少し上です。
線路を覆う屋根がありました。
大之浦二坑C railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

上の写真Bの奥のほうから逆方向を見て撮りました。
運材車のような貨車が置いてありました。
大之浦二坑D railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

線路を覆う屋根の下のもう少し奥から撮りました。 
大之浦二坑E railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

上の写真Dとほぼ同じ場所で、貨車をケーブルにつなぐ作業をしています。
大之浦二坑F railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

上の写真Eの逆方向を見た景色です。
大之浦二坑G railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

トンネルもありました。
この上はどんな風景だったか気になりますが、残念ながらわかりません。
それなりに長いトンネルです。
大之浦二坑H railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

上の写真Gのトンネルの中から、手前の出口を見た景色です。
遠くに見える橋は、上の写真@Aに写っている橋かな?
大之浦二坑I railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

ケーブルに引っ張られて登る坂道です。
コンベアラインが上を通っていました。
大之浦二坑J railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

トロッコの線路が引き回されています。
正面奥方向が筑前宮田駅です。
大之浦二坑K 1971(S46).6.25 railbusさん撮影

上の写真Jとほぼ同じ場所です。左上に見えるのが宮田駅の奥にあった石炭の積み込み設備と思われます。
大之浦二坑L 1971(S46).6.25 railbusさん撮影

ケーブルの巻き上げ小屋です。

大之浦二坑M railbusさん撮影

 1971(S46).6.25

だいぶ上の方から俯瞰しました。
正面が筑前宮田駅で、その左に石炭の積み込み設備(左上のK)が写っています。
  2013(H25).1.28up
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