熊本電鉄 4/5   釣掛電車が活躍し、混合列車が走っていた時代です。  熊本電鉄1へ  熊本電鉄2へ  熊本電鉄3へ    熊本電鉄5へ

熊本電鉄(41)

 上熊本 1976(S51).11.6


2度目に熊本電鉄を訪問したのは、1976(昭和51)年11月でした。

上熊本駅の朝のラッシュアワーです。
到着した電車から大勢降りました。
ほとんどの人が駅舎の出口の方へ行かずに、手前の短絡ルートを通って国鉄や市電に乗り換えるようです。
熊本電鉄(42)

 上熊本 1976(S51).11.6


熊本市電の上熊本駅前電停のほうから見た、熊本電鉄の上熊本駅です。

熊本市電と熊本電鉄の間の左側に、国鉄上熊本駅があります。
熊本電鉄(43)

 上熊本 1976(S51).11.6


熊本電鉄上熊本駅です。
上の(41・42)の反対側から見た写真で手前側が北熊本方です。
線路は道路上まで延びていますが、すぐ行き止まりになっていました。
RM LIBRARY 25「熊本電気鉄道 釣掛電車の時代」を読むと、菊池軌道として開業した当時は、写真の向こう側へ線路が引かれ、藤崎宮前までの軌道線がありました。
その後、1950(S25)年に上熊本〜北熊本の新線が出来、1954(S29)年の水害により上熊本〜藤崎宮前は廃止となり、同区間は熊本市に譲渡され市電の坪井線(軌間1435mm)となりました。その坪井線も1970(S45)年に廃止されました。

インターネットで調べると、昔は熊本市電坪井線の3線軌道につながっていたそうです。
熊本電鉄(44)

 池田 1976(S51).11.6


上熊本〜北熊本にあるトンネルの、上熊本側入口近くに池田駅がありました。
熊本電鉄(45) 池田 1976(S51).11.6

 池田駅のホームからトンネル越しに、近づいてくる電車を見ました。
熊本電鉄(46) 池田〜打越 1976(S51).11.6
 トンネルの上から打越方面を見ます。
 電車のいる位置は、左の写真と同じです。

熊本電鉄(47)

 北熊本 1976(S51).11.6

北熊本では、モハ72号が貨車の入換に励んでいました。
前回(前年の夏)に比べると、北熊本駅構内に貨車がいっぱいいました。
秋の収穫シーズンで、米や農産物を出荷していたのでしょうか?
熊本電鉄(48)

池田〜打越 1976(S51).11.6


あこがれの混合列車です。

貨車を3両も引っ張っていました。
この勾配を頑張って登っています。

70形は、小型電車ですがパワーはあったようです。

欲を言えば、貨車は1両のほうがローカルムードが出るのですが・・・
熊本電鉄(49)

池田〜打越 1976(S51).11.6


上熊本からの折返し列車も、貨車を2両連結した混合列車でした。
熊本電鉄(50) 北熊本 1976(S51).11.6
 122号は買収国電で、元南武鉄道(→国鉄南武線)の電車です。
熊本電鉄(51) 北熊本 1976(S51).11.6
 コ1号は工事用車両で、架線工事用に屋根上に作業台がありました。
熊本電鉄(52) 北熊本 1976(S51).11.6
 北熊本で待っていると、貨車1両の混合列車が到着しました。
熊本電鉄(53) 北熊本 1976(S51).11.6
 左の写真の後ろ姿です。電車+貨車が1両ずつの混合列車の走行写真を真横から撮りたかったのですが・・・かないませんでした。
熊本電鉄(54) 北熊本 1976(S51).11.6

 いっぱい停まっている貨車の間を通り抜け、藤崎宮前方面から菊池行きが到着します。
熊本電鉄(55) 北熊本 1976(S51).11.6
 南の方から見た北熊本です。この写真が、私が熊本電鉄で撮った最後の写真となりました。結局このときの熊本電鉄は、上熊本〜北熊本で撮っただけでした。
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