木曽森林・番外編-2 尾張旭の「サカ井」と赤い電車 番外編1-桃介へ 3-赤沢へ
名鉄瀬戸線の尾張旭駅の北西にある城山公園に、仮名書きの「サカ井」がいました。元木曽森林鉄道の33号機です。 左の地図は、Google Earthの地図を取り込んで追記したもので、左上隅の青丸の場所に「サカ井」機関車が保存されていました。 知る人ぞ知るという存在だったそうですが、私は全然知らず、城山公園にある展望台:スカイワードあさひ(左図左上の赤丸)へ行くときに偶然見つけました。2007(平成19)年4月のことです。 この保存機関車は、2008(平成20)年12月に、下呂市小坂町(飛騨小坂)へ引き取られ修復されて、現在は「ひめしゃがの湯」に保存展示されています。 詳細は→編集長敬白をご覧ください。 |
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番外編-尾張旭① 城山公園 2007(H19).4.10 満開の桜の下の4t機関車、元木曽森林鉄道33号機です。 台枠に「井カサ」の陽刻がありますが、井笠鉄道の機関車ではなく、右から読んで「サカ井=酒井工作所」製の機関車です。 木曽森林鉄道の機関車の大多数は酒井工作所製の機関車で、台枠にSAKAI WORKSの文字が刻まれていましたが、仮名書きの「サカ井」は初期の昭和8~10年に納入された数両のみということで、貴重な古典機です。 |
尾張旭② 城山公園 2007(H19).4.10 尾張旭③ 城山公園保存機の看板 2007(H19).4.10 看板の説明文には1950(昭和25)年生まれと書いてありますが、参考図書「木曽谷の森林鉄道」によれば昭和10年に購入され、昭和34年に廃車となり民間へ払い下げられ、その後も流転の人生を送ってきました。 →編集長敬白もご覧ください。 |
番外編-尾張旭④ 城山公園 2007(H19).4.10 近所の子供たちの遊び場になっていました。 写真右奥が、スカイワードあさひです。 |
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番外編-尾張旭⑤ 城山公園 2007(H19).4.10 公園の遊具と一緒に撮りました。 子供たちから見れば、貴重な仮名書き「サカ井」も遊具の一つだったかも知れません・・・ |
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番外編-尾張旭⑥ 城山公園 2007(H19).4.10 尾張旭の「サカ井」最後の1枚は、背面側から撮った写真です。 私がこの城山公園で「サカ井」を撮ったのは、このときだけでした。 これ以降、何度も「スカイワードあさひ」までは来たのですが、撮らずに終わってしまいました。 そして、この1年8ヶ月後に「サカ井」は飛騨小坂へ引き取られました。 |
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番外編-尾張旭⑦ 尾張旭検車区 2007(H19).4.10 検車区の管理棟から見た「スカイワードあさひ」の塔です。 その左手前に、お城が写っていますが、尾張旭市が市の施設として作った旭城で、作られたのは瀬戸電に赤い電車が走り始めてからです。 建設中の尾張旭検車区を見学に行ったついでに撮った写真です。 (検車区建設前から留置線だけはありました) 窓から塔が見えたので、塔の展望台から検車区を写したらどうなるかと思って、歩いて行く途中に、仮名書きの「サカ井」を発見し、上の①~⑥を撮った次第です。 「サカ井」は、お城の向こうの森の奥にいました。 |
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番外編-尾張旭⑧ 尾張旭検車区 2007(H19).4.10 上の写真⑦の真逆の写真です。 スカイワードあさひの展望台から尾張旭検車区を見ました。 |
番外編-尾張旭⑨ 尾張旭検車区 2007(H19).6.23 鉄道施設以外をPhotoshop Elementsで絵画風(フレスコ画)に仕上げました。 尾張旭検車区は2007(平成19)年6月30日から稼働開始しました。完成直前の検車区をスカイワードから俯瞰しました。 この当時は、瀬戸線の全てが赤い電車でしたが、この1ヶ月半後に最初のステンレス車の4000系が搬入されました。今年(2014/H26)4月に全ての電車(4両×18本)が4000系に置き換わり、赤い電車は瀬戸線から姿を消しました。 |
番外編-尾張旭⑩ 尾張旭検車区 2007(H19).7.5 赤い電車の勢揃いです。 左から6650系、6600系、6000系、6750系で、このとき瀬戸線に在籍した全ての車種が揃ったことになります。 |
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2014(H26).10.31up | |
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参考図書:「木曽谷の森林鉄道」 西 裕之著・NEKO PUBLISHING 1987(S62).8.31発行