津島軽便堂写真館

小海線のC56  2/4         小海線1へ    小海線3へ   小海線4へ

小海線⑫

甲斐大泉~清里 1971(S46).6.11

高原の朝は深い霧に包まれていました。
霧の中からC56149号が顔を出しました。線路際のツツジがきれいに咲いていましたので、私もカラー(エクタクローム)で撮りました。


清里ユースホステルに泊まった翌朝は霧の中でした。線路から離れると何も見えなくなるので、Nさんと二人清里近くの線路脇のツツジの咲いているところで貨物列車を待ちました。
八ヶ岳をバックにした境川鉄橋(下の写真23)で撮ろうと計画していたのですが、こんな天気では・・・

前ページのダイヤを見れば、8時半頃この貨物列車が通りました。
小海線⑬ Nさん撮影

甲斐大泉~清里 1971(S46).6.11

C56149号が私たちの横を通り抜けました。
小海線⑭ 甲斐大泉~清里 1971(S46).6.11

 貨物列車が通り過ぎました。清里駅は霧の中で見えません。
小海線⑮ 清里 1971(S46).6.11

 清里駅では交換待ちで、しばらく停車していました。
小海線⑯ Nさん撮影

 清里 1971(S46).6.11

ツツジの咲く駅で、C56149号がしばし休憩です。
このC56149号は、清里駅前に保存してあるそうです。→こちら

余談ですが、昨年KATOから発売されたNゲージの「C56 小海線」は素晴らしい出来栄えですね。品薄のため苦労して入手しました。
1965(昭和40)年にKATOの前身・関水金属から発売された国産初のNゲージC50もなかなかの出来でしたが、それと見比べても走らせてもC56は雲泥の差ですね!
47年間の技術の進歩は素晴らしい!
そのC56に付属していたナンバープレートは144、149、150、159でした。やはり小海線のC56といえば、その4台ですね!
清里ユースホステルに泊まったとき、ミーティングでペアレンツがC56149号の写真を見せて、この機関車は昭和56年の1月49日に出来た機関車だと解説して皆の笑いを誘っていました
(当時はまだ昭和46年・・・)。
小海線⑰ Nさん撮影

 清里 1971(S46).6.11

交換待ちしていたC56149号が霧の中を出発しました。
これから国鉄線の最高地点を目指し、それを通り過ぎ少し下ると国鉄最高駅・野辺山
です。

この出発シーンを見送ったあと、私はNさんと別れて、美し森の天然記念物オオヤマツツジを見に行ってしまいました・・・↓
(ツツジが満開できれいだったのと、天気があまり良くなかったせいもあるかな?)
小海線⑱ 野辺山 1971(S46).6.11 Nさん撮影

国鉄最高駅野辺山標高1,345米67です。

Nさんは、この列車に乗り10:31に野辺山に到着しました。
小海線⑲ 野辺山 1971(S46).6.11 Nさん撮影

野辺山に到着したC56150号の貨物列車です。
小休止して、清里・小淵沢に向かいます。
チョット寂しい貨物ですね。高原野菜出荷シーズンは賑わうのでしょうが・・・
小海線⑳ Nさん撮影

清里~野辺山 1971(S46).6.11

野辺山から少し歩いて、牛が寝そべる高原で貨物列車を待ちました。
野辺山を出発し、国鉄最高地点の踏切に向かう貨物列車です。



Nさんは、この写真で小海線の撮影を切り上げ、13:39発急行「のべやま」で松本に向かいました。私もたぶん清里からその列車に乗り合流し、次の目的地:大糸線を目指しました。
↓ここから下は、私が最初に小海線を訪問したときの写真です。
小海線(21)

 小淵沢 1969(S44).8

最初に小海線を訪問したときの写真(ネガカラー)です。
私が大学1年生になった年でした。家族で東京の親戚の家に行き、その帰りに東京の従弟と二人で、新宿発の夜行列車に乗りました。
まだ鉄道の知識はほとんどない頃でしたが、ブルーガイドブックスの「高原列車の旅」を読んで乗ってみたくなり、従弟を誘ったわけです。
新宿から乗った夜行列車は、途中スイッチバックの駅で休憩しながら、小淵沢へ早朝に到着しました。ここで客車3両切り放して、その客車が「八ヶ岳高原」号となり、小海線に直通し野辺山まで走っていました。
小淵沢で長時間停車し、その間に小海線の気動車列車が先発するという、のんびりしたダイヤでした。

小淵沢停車中にC5696号を撮りました。96号は小海線ではあまり馴染みがなく、たぶん上諏訪機関区から繁忙期の応援にきた機関車です。右横に写っているのは私の従弟です。
小海線(22)

清里~野辺山 1969(S44).8

清里から2つ目の踏切付近を走る「八ヶ岳高原」号

C56の写真を撮るため、先発する気動車列車に乗り、清里で降りました。どこで撮ったらよいのか分からず、とりあえず野辺山に向けて歩きました。
線路と道路が近いところを通っているはずですが、道路からは線路が見えず、列車の通過時間がだんだん近づいてくるし・・・と考えながら歩いていると踏切がありましたので、そこで待って撮った写真です。
煙は良い感じですが、高原のムードはないし、客車列車であることも分かりません。
初心者が撮る写真はこんなものですね!
小海線(23)

清里~野辺山 1969(S44).8

上の写真(22)を撮ってから、野辺山方向へ少し歩くと、絶景ポイントがありました。
有名な、八ヶ岳をバックにした境川鉄橋です。
(八ヶ岳の上の方は雲の中)
ここが撮影ポイントだ!とわかっても後の祭り。
しかたがないので次の気動車列車が来るまで待って撮りました。


この写真を撮ったあと、野辺山まで歩きました。途中、清里から3つ目の踏切付近にあった「国鉄最高地点」の標識で記念写真だけは撮りました。
小海線(24)

 信濃川上 1969(S44).8

野辺山から小海に向かう列車です。
キハ52の単行でした。
信濃川上駅で交換待ちのため、しばらく停まったので
降りて撮りました。
なかなか良い感じの駅でした。
小海線(25)

 小海 1969(S44).8


上のキハ52の単行に乗り、小海で降りました。
駅員さんに、C56が通る時間を聞いて歩いて撮りに行きましたが、親から借りたキャノネットに入れたネガカラーを巻き戻しているうちに、通過してしまいました・・・(写真を撮り始めて間もない頃で、まだカメラになれていませんでした)
白黒フィルムに詰め替えて、小海駅に戻り撮りました。
転車台近くに停まっていたC56144号です。
小海線(26)

 中込 1969(S44).8


小海から中込まで移動して、中込で途中下車しました。

暫くすると、小諸方面からC56159号の客車列車が到着しました。

臨客の「こうみ号」でしょうか?
客車列車に巡り会えて、編成で撮れたので良かったです。

このときの小海線のC56には、煙突先端に回転火の粉止め(クルクルパー)が付いていなくて、美しいスタイルのC56を撮ることができました。(腕がもっと上達していれば更に良かったのでしょうが・・・)
小海線(27) 中込 1969(S44).8

こうみ号が中込を出発しました。
小海線(28) 中込 1969(S44).8

小海に停まっていたC56144号が、貨物列車を引っ張り到着しました。
小海線(29) 小諸 1969(S44).8

高原列車・小海線の旅を終え、小諸に抜けました。
C56150号が入換をしていました。
小海線(30) 小諸 1969(S44).8

左の写真を撮った踏切で待っていると、信越線の客車列車が通りました。
C-C軸配置のEF62でした。この写真を撮ったあと長野まで出て、名古屋行きの夜行列車で帰りました。
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