小海線は、信越本線の小諸と中央本線の小淵沢を結ぶ78.9kmの長大なローカル線です。 国鉄の標高の高い駅ベスト9までを小海線が独占してるということで、文字通りの高原列車でした。 その高原列車の象徴であったC56形蒸気機関車は、1972(昭和47)年まで小海線を走っていました。 私は、小海線のC56を3回撮影に行きました。まずはNさんと一緒に1971年6月に訪問した2回目訪問時の写真からご覧ください。前日に飯山線のC56を撮影し、長野のユースホステルに宿泊。当日は午前中に軽井沢〜横川間のEF63補機列車に乗り、小諸12:54発の列車で小海線を訪問しました。高原地帯に向かいましたが、とりあえず龍岡城駅で降りて、佐久盆地を走るC56の撮影からスタートです。 ←左の地図は、国土地理院1/20万「長野」S42.6.30発行より。小海線の北側2/3です。 |
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↑小海線@ 龍岡城 1971(S46).6.10 Nさん撮影 C56にとっては長大編成の貨物列車です。貨車を12両もつないでいます。 午後の列車ですから、光線状態からすると北へ向かう列車(小海→中込・小諸)です。 |
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↑小海線A 龍岡城 1971(S46).6.10 上の写真@と同じ列車です。近づいたところをとりました。 |
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←小海線B 龍岡城 1971(S46).6.10 Nさん撮影 上の写真@Aと同じ列車です。ちょうど田植えが終わった頃です。 |
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↑小海線C 龍岡城 1971(S46).6.10 Nさん撮影 田植えが終わった田圃の中を走るディーゼルカーです。 昼頃に小諸を出て、何故ここで途中下車したのかよくわからなかったのですが、下のダイヤを見れば、C56(貨物列車)を撮るためには、この近辺で下車すれば最も効率が良いことが一目瞭然です。 どの駅で下車したのか全く記憶になかったのですが、Nさんの手帳に龍岡城(13:35〜15:30)とメモがありましたので、龍岡城であることが分かりました。たぶん列車から俯瞰撮影できそうな小山を見つけて途中下車したと思います。 |
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↑小海線ダイヤ(鉄道ファン117号 「蒸気機関車撮影地ガイド」より) 青と緑の線はC56の貨物列車、紫の線はC56季節臨「八ヶ岳高原号」、赤と橙は私たちの移動です。 |
小海線D 龍岡城 1971(S46).6.10 上の写真@〜Bの貨物列車のしばらくあとに、逆方向の南に向かう(中込→小海)の貨物列車が走ってきました。 |
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小海線E 龍岡城 1971(S46).6.10 上の写真Dの続きです。 |
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小海線F Nさん撮影 龍岡城 1971(S46).6.10 上の写真DEの続きです。 小海に向かう貨物列車です。 龍岡城に2時間ほど滞在し、2本の貨物列車を撮ることがで来ました。 このあと小諸行きの列車で、一旦中込に戻りました。 |
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小海線G Nさん撮影 中込 1971(S46).6.10 中込機関区の転車台上のC56159号です。 龍岡城から一旦中込に戻り、中込で交換する列車で折返し、清里に向かいました。 わずかな乗換時間の間に、小海・清里方面に向かうホーム付近から撮りました。 C56159号がちょうどタイミング良く転車台の上に乗ってくれました。 |
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小海線H 中込 1971(S46).6.10 C56159号は、転車台で方向転換して、貨車の入換を始めました。 |
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小海線I 中込 1971(S46).6.10 清里に向かう列車の窓から撮ったと思います。 |
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小海線J 小海 1971(S46).6.10 小海を出発し、清里に向かう列車の窓から撮りました。 龍岡城で撮った貨物列車(上の写真D〜F)を追い越しました。C56149号でした。乗ってきた気動車列車も、小海で後ろ2両を切り放したようです。 清里着が17:43で、この日は清里ユースホステルに泊まりました。 |
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2013(H25).2.17up | |
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参考図書: 鉄道ファン117号 「蒸気機関車撮影地ガイド」 昭和46(1971)年1月臨時増刊号 交友社発行