津島軽便堂写真館

立山砂防軌道 体験学習会    40年以上前(昭和47年の立山砂防)   立山砂防railbus編

2013(平成25)年10月に、立山カルデラ砂防体験学習会のトロッココースに参加し、立山砂防軌道に乗車しました。既に2年半経過し、記憶も薄れてきましたので、記録に留めておきます。
↑上の日程表は当日配られたものです。
←左の図付きスケジュールは幹事のKiさん作成です。
立山砂防体験学習会の地図です(当日配布の冊子からスキャンしました)  学習会の詳細は→立山カルデラ砂防体験学習会参照

このときも、学生時代の鉄仲間の「一路順風!」さんことKiさんが幹事となり、体験学習会に応募したところ見事当選しました。当選はしても開催されるかどうかは当日の天気次第ということです。開催日の降水確率50%以上の場合は中止するとのことでした。誰の心がけがよかったか分かりませんが、前日の大雨と打って変わって当日は絶好の天気に恵まれました。おかげで念願の立山砂防へ2013(平成25)年10月17日に乗車できました。
立山砂防体験学習会①

六九谷展望台 2013(H25).10.17

1969(昭和44)年の豪雨災害により生じた谷で、年号から「六九谷」と名付けられたそうです。
(谷は写真の手前側です)
六九谷展望台から眺めた立山カルデラの全景は素晴らしかったです。


立山砂防体験学習会は、往路トロッコ・復路バスのコースと、往路バス・復路トロッコの2コースあります。復路トロッコのほうが、トロッコ終点の水谷で待ち時間があり、その間写真が撮れるという名幹事Kiさんの提案で、復路トロッコルートになりました。
往路のバスは見所満載で、まず手始めにバスから降りて、展望台まで歩き絶景を撮りました。
立山砂防体験学習会② 立山温泉跡地 2013(H25).10.17

六九谷展望台のあとは、立山温泉跡地へ行きました。上の地図では、一番奥地になります。
バスを降りて少し歩くと建物がありました。この建物は、あとから建てられたもので、我々はこの中で持参の弁当を食べました。
立山砂防体験学習会③ 立山温泉跡地 2013(H25).10.17

これが温泉の浴槽跡です。写真のボランティアガイドさんに教えてもらいました。
立山砂防体験学習会④

立山温泉跡地 2013(H25).10.17

「立山の砂防ここより発す」の石碑です。
昼飯のあとに、少し歩いて見ました。
立山砂防体験学習会⑤

天涯の橋 2013(H25).10.17

石碑を通り越して歩いて行くと吊り橋(天涯の橋)です。
どちらを見ても良い眺めでした。
立山砂防体験学習会⑥

どじょう池 2013(H25).10.17

ここで道は行き止まりでした。
ここから見える山の中腹に、昔は軌道があったと言うことです。

ここから、また戻りますが、途中の木の案内板が熊にかじられボロボロになっていました。

立山温泉跡の近くまで戻りバスに乗りました。

バスに乗って、来た道を戻り、次に向かったのは、学習会のハイライト「白岩下流展望台」です。
立山砂防体験学習会⑦ 白岩下流展望台から見た水谷平  2013(H25).10.17

中央やや右に小さく、赤い屋根+緑の小さな車体が写っています。そこが立山砂防軌道の終点・水谷です。この景色を見られて感動しました!まるで天空の城ラピュタ
を見ているような気がしました。この写真の一番右の方に写っている立派な建物が国土交通省立山砂防事務所の水谷出張所です。この少し右を見ると、下⑧の白岩砂防堰堤が見えました。
立山砂防体験学習会⑧

白岩砂防堰堤 2013(H25).10.17

国の重要文化財に指定された「白岩堰堤」です。砂防施設初の重文指定だそうです。
左側の岩盤が白い花崗岩で、白岩と名付けられたということです
大正時代から工事が始まり、
主堰堤と7基の副堰堤を合わせると、108mの落差で日本一のものすごい構築物です。ここが一番の見所でした。

上の方に写っている道路が真ん中辺でトンネルの中に消えていますが、そのトンネルを左の方へ抜けた所が水谷平です。

この絶景を見た後、またバスで道を戻り、湯川トンネルを抜けて、写真に写っている堰堤の上へ行きました。
立山砂防体験学習会⑨ 白岩砂防堰堤 2013(H25).10.17

堰堤の上から見た砂防ダムです。
⑩ 天涯の湯付近 2013(H25).10.17
  軌道があったことを示すレールも残っていました。

⑪ 天涯の湯付近 2013(H25).10.17
  右の小さいトンネルが水谷へ抜ける軌道跡で、左の大きいのは↙⑫
白岩右岸部岩盤対策工 2013(H25).10.17

大きいトンネルは、白岩堰堤横の崖の岩盤が崩れ落ちないように内側から花崗岩の岩盤に向け補強用のピアノ線が張られていました。トンネルの奥は行き止まりで、その奥の方から見ており、右に崖があります。
天涯の湯付近→水谷の白岩トンネル 2013(H25).10.17

小さい方のトンネルを抜けて、水谷に向かいました。いかにも軌道跡のトンネルそのままという感じがしました。
⑭白岩トンネルの水谷側 2013(H25).10.17

トンネルを通り過ぎ、水谷側に出ました。振り返ってトンネルを撮りました。扁額に白岩隧道と書いてありました。。
立山砂防体験学習会⑮ 水谷 2013(H25).10.17

立山砂防軌道の終点・水谷です。左の写真⑭の場所から白岩トンネルを背にして見るとこの風景です。
↑⑯ 水谷の駅名標
←立山砂防体験学習会⑰

  水谷 2013(H25).10.17


水谷駅の全景です。
13:40頃でした。
真ん中に体験学習会列車が留置されています。この列車に乗って千寿ヶ原まで降りる予定ですが、出発まで1時間ほど時間がありました。
近づいて写真を撮りたい所ですが、「写真はこの付近でとってください。線路の向こう側へ行ってはダメです」といわれたので、そのルールを守りました。
立山砂防体験学習会⑱

  水谷 2013(H25).10.17


滝をバックに、遠くから撮りました。

軌道終点の水谷には水谷出張所があり、砂防工事の前線基地ですが、資材輸送用の貨車が全然いません!

ここまで資材運搬道路が開通したので、資材輸送はトラックに切り替えられました。
立山砂防体験学習会⑲

  水谷 2013(H25).10.17


体験学習列車の右に留置されていた列車が入換を始めました。
↑立山砂防体験学習会⑳

  水谷 2013(H25).10.17


しばらくすると合宿所の賄いのおばさんたちが一輪車を押してホームへ集まってきました。
立山砂防体験学習会(21)

  水谷 2013(H25).10.17


間もなく列車が到着しました。
14:20頃でした。
立山砂防体験学習会(22)

  水谷 2013(H25).10.17


到着した列車から荷物を下ろしています。水谷の合宿所へ食料品を輸送する列車だったようです。
中間の客車だけ屋根構造が異なります。これは冷蔵車で、車内に特注冷蔵庫が設置されていました。


砂防軌道も、昔は砂防工事用のセメントなどの資材を運ぶのが主目的でしたが、現在、資材輸送はトラックに任せ、人の輸送と食料品・雑貨輸送が主目的になったような感じでした。
立山砂防体験学習会(23)

  水谷 2013(H25).10.17


食料品輸送列車が到着し、それを待っていた体験学習列車がいよいよ出発します。
留置線から乗降ホーム(上の写真22で食料品を下ろしていた場所)へ入換が始まりました。
立山砂防体験学習会(24)

  水谷 2013(H25).10.17


間もなく乗降ホームに到着します。

このあと、客車に乗り込みましたが、狭い車内に3人×3列で座ると、身動きが出来ない窮屈な状態でした。
乗れただけでも有難いと思わねばなりませんが…
立山砂防体験学習会(25)

樺平スイッチバック 2013(H25).10.17


体験列車が、沿線のハイライト・樺平の18段スイッチバックまで来ました。
車内から先行列車を撮りました。

狭い車内で、窓は固定、ドアも開放禁止なので、窮屈な思いをしながら撮りました。
立山砂防体験学習会(26)

樺平スイッチバック 2013(H25).10.17


昔に比べると木が生長して見通しが悪くなり、続行運転の列車を撮りづらくなったようです。
続行の本数も減りました。
立山砂防体験学習会(27)

千寿ヶ原 2013(H25).10.17


千寿ヶ原スイッチバックの上から、千寿ヶ原構内を俯瞰しました。
昔に比べると立派になりましたが、味わいがなくなりました。
立山砂防体験学習会(28)

千寿ヶ原 2013(H25).10.17


体験列車は16時頃に千寿ヶ原に到着しました。そのあと立山カルデラ砂防博物館を見学し、裏庭へ出てみたら、体験学習列車を車庫へ入れるところでした。17時頃でした。

トロッコの乗車より、トロッコに乗るまでのほうが感動的な1日でした。

展望台から眺めた六九谷、水谷平、白岩砂防ダムは、本当に素晴らしかったです!
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参考図書:鉄道模型趣味282号('71.12月号)、ナローゲージモデリング(1976.4月) 共に機芸出版社発行
       知られざるナローたち(レールガイ別冊・1981.8月) 丸善出版発行