新潟交通 /4  県庁前〜東関屋       2:灰方〜燕へ 3:六分・味方へ  4:ダイヤへ

新潟交通の地図 新潟交通には、新潟市の中心部に近い「県庁前」駅から、信濃川の分流の中ノ口川に沿って「燕」駅までを結ぶ鉄道がありました。

県庁前〜燕 36.1km 全線単線、軌間1067mm、1500V電化の路線でした。(左の地図の青線赤線)

県庁前から東関屋400m手前の「鉄軌分界点」まで2.2kmが、道路の上を走る併用軌道(青線)で、そこから先、燕まで33.9kmは普通の鉄道(赤線)でした。

Wikipediaで調べますと、
 1933(S8)年  全線開業
 1982(S57)年 貨物営業を廃止
 1985(S60)年 新潟県庁移転に伴い、県庁前駅を白山前駅に改称
 1992(H4)年  白山前〜東関屋(2.6km)を廃止(道路上を走っていた区間)
 1993(H5)年  月潟〜燕(11.9km)を廃止
 1999(H11)年 東関屋〜月潟(21.6km)廃止により、全線廃止

新潟交通の魅力(私にとって)は、道路上を走る併用軌道区間があったことと、可愛らしい電動貨車モワ51号が貨物列車を引っ張って活躍していたことでした。


私は新潟交通へ、1972(S47)年、1973(S48)年、1981(S56)年の3回訪問し、友人のNさんは、1973(S48)年(私と一緒に)、1999(H11)年(全廃直前)
2回訪問していますので、その写真をご覧ください。

左の地図は、
 国土地理院1:200,000「長岡」S45.2.28発行(左半分)
    〃      「新潟」S44.10.20発行(右半分) より

 主な撮影地の最寄り駅にをつけ青文字で駅名を記入しました。
 その他の主要駅に駅名を記入しました。
新潟交通@ 県庁前   1972(S47)年3月21日

ターミナル駅「県庁前」の立派な駅舎と、停車中の電車です。
県庁前駅

新潟交通A

 県庁前   1972(S47).3.21

県庁前駅に停車中の電車です。

道路の中央を走ってきた電車は、道路脇にある県庁前駅へSカーブで進入しました。

県庁前駅舎の2階には、鉄道部の事務所がありました。
貨物列車の時刻を調べるためにそこを訪問し、列車ダイヤをいただきました。

当時の列車ダイヤはこちらです。
新潟交通B

 県庁前   1972(S47).3.21

県庁前駅に停車中の電車です。
 
新潟交通C

 県庁前   1972(S47).3.21

改札口の風景です。
電車を待つ親子がいました。
(私のお気に入り写真です)

次の燕行きは9:56です。

新潟交通D  Nさん撮影

  県庁前   1973(S48).3.24

3両編成の電車が県庁前駅に到着します。この頃は、朝ラッシュの一部の列車だけ3両編成でした。

それにしても、県庁前駅は格調高いですね。ホームは狭いですが・・・

広告電車でなければ、もっとムードがでたのでしょうが・・・
新潟交通E  Nさん撮影

  県庁前   1973(S48).3.25

旧小田急車体を使ったTc・Mcの2両編成が県庁前駅を出発しました。
新潟交通F

  県庁前   1973(S48).3.25

これは上の写真Eと同じ列車を、白山歩道橋の上から撮りました。
新潟交通G 県庁前〜東関屋 1972(S47).3.21
  県庁前の近くです。東関屋方向を見た風景です。
新潟交通H 県庁前〜東関屋 1973(S48).3.24
  県庁前〜東関屋の歩道橋の上から東関屋方向を見ます。
新潟交通I

 県庁前〜東関屋 1973(S48).3.24

上の写真Hと同じ場所で、逆方向の県庁前方面を見た風景です。
新潟交通J  Nさん撮影

  県庁前〜東関屋 1973(S48).3.25

併用軌道を走る「県庁前」行き電車です。
車体更新されたこのタイプの電車が、新潟交通の顔でした。
新潟交通K  Nさん撮影

  東関屋   1999(H11).3.21

全線廃止が迫った頃の 東関屋駅です。
東関屋には車庫がありました。

当時は東関屋〜月潟だけが残っていましたが、その残存区間も、この約2週間後に廃止されました。
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