津島軽便堂写真館

高松琴平電鉄 2/3  旧型電車が活躍していた昭和時代    琴電1へ   琴電3へ

宇野 1988(S63).2.19

昭和の時代も、残り1年となった昭和63(1988)年の記録です。

この約1年前の昭和62年に国鉄が解体され、JRが発足しました。

私の鉄道趣味は休眠時代でしたが、JR発足1年後のこの年は、青函トンネル開通と瀬戸大橋開通という世紀の大事業が完成した年です。
休眠時代とはいえ、青函連絡船や宇高連絡船がなくなるわけですから、名残を惜しんで乗らなきゃいかんと思い立ちました。青函はちょっと遠いのであきらめ、近い方の宇高連絡船に乗りに行きました。

宇高連絡船に乗る前に、宇野駅で撮りました。
高松 1988(S63).2.20

宇高連絡船のデッキで、銅鑼の音を聞きながら立ち食いの讃岐うどんを食べ、瀬戸内海の船旅をするのが、このときの旅行の主目的でしたが、折角高松に行くなら、ついでに高松琴平電鉄を撮ろうと思い、高松に1泊しました。
撮った写真は、この下からスタートです。

琴電を撮ったあと、高松から連絡船で帰るときに撮ったのが左の1枚です。
貨車航送の風景を撮りたかったのですが、こんなのしかありません・・・
琴電⑱

高松築港 1988(S63).2.20

高松駅近くのホテルに泊まり、朝早くから撮り始めました。

この手前左側に高松築港駅があり、そこを出発した21号がお堀端の急カーブを曲がって通り過ぎ、片原町に向かいました。
カーブを過ぎたところにポイントがあり、正規の左側通行に戻ります。
琴電⑲

高松築港 1988(S63).2.20

石垣の横の高松築港駅です。
上の写真⑱の場所から左を見た風景です。

この当時は、志度線電車が左のホームに入り、琴平線の電車は右側のホームに入っていました。(私の撮った写真ではそうなっています)

志度線の列車が築港駅を出発しました。行き先板を付けていないので回送列車かもしれません。
琴電⑳

高松築港 1988(S63).2.20

元名鉄のHL車3700系が、高松築港駅を出発しました。
1968~1973(昭和43~48)年に名鉄から16両が譲渡され琴電1020形となり、当時の主力電車でした。


名鉄3700系の(新)一宮行きは、昔、津島駅でよく見ていたので、懐かしいです。
琴電(21)  1988(S63).2.20

高松築港~片原町

元名鉄3700系が、お堀の縁を走ります。と思い込んでいたのですが、番号を拡大して読むと1015号のようです。
そうなると、この電車は元三岐鉄道のモハ121号ということになりますが、名鉄3700系とよく似ていますね!
琴電(22) 1988(S63).2.20

高松築港~片原町

お城と門と橋の向こう側を琴電が走ります。

調べると、このお城は玉藻城と呼ばれた高松城の「艮櫓」(旧太鼓櫓跡・重要文化財指定)です。門と橋は、旭門と旭橋です。

その向こうを琴電が走ります。
琴電(23) 1988(S63).2.20

高松築港~片原町

築港駅近くのカーブで、志度線の300号と、琴平線の1017号がすれ違いました。
300号は、琴電オリジナルの電車で、現在もレトロ電車として特別運行されています。
1017号は、元三岐鉄道の電車です。
琴電(24) 1988(S63).2.20

志度線・春日川~潟元

名勝・屋島を背景に、新川鉄橋を渡る23号です。

低い橋脚が、狭い間隔で数多く並んでいる好ましい鉄橋でした。
橋桁に番号が書いてあるので、数えると15スパンもあります。


この23号は、元近鉄電車で、現在も昭和のレトロ電車として特別運行されています。
琴電(25) 1988(S63).2.20

志度線・春日川~潟元

31-32号が新川鉄橋を渡ります。
この電車は、元京浜急行の名車デハ230形です。
1977~1979(昭和52~54)年に、14両が譲渡され、志度線・長尾線の主力電車になりました。
元阪神の床屋さん電車が30形を名乗っていましたが、その電車が1978(昭和53)年に廃車となったので、そのあとを引き継ぎ、この電車が30形となりました。

背景の屋島を斜めに切り裂いているのが屋島ケーブルで、中腹(電車の真上)に、白いケーブルカーが小さく写っています。そこがケーブルの中間地点で、すれ違っているところです。

この鉄橋は、川底からレール面までの高さが低く、水量も少ない特異な景観でした。背景には名勝・屋島があり、旧型電車を撮るには絶好の撮影ポイントでした。
琴電(26) 1990(H2).8.11

志度線・春日川~潟元

上の写真(24・25)の2年半後です。
時代は平成になっていました。

鉄橋は架け替えられ、撮影には不向きな立派なコンクリート橋になっていました。
前回(2年半前)はあまり天気が良くなかったので、リベンジと思って行ったのですが・・・

屋島の中腹には、白いケーブルカーが2両小さく写っています。
琴電(27) 1988(S63).2.20

志度線・春日川~潟元

再び昭和時代に戻ります。
上の写真(24・25)の続きです。

この場所が気に入って、何本か撮っています。
335号の志度(向こう側)行きです。
琴電(28) 1988(S63).2.20

志度線・春日川~潟元

新川鉄橋の上を走る30形電車を横から撮りました。
向こう側が河口側で、海は直ぐ近くです。
琴電(29)

 瓦町 1988(S63).2.20

瓦町駅の北側です。志度線から来た38号の高松築港行きが出発しました。
元京急の30形は14両いて、そのうち8両は、写真のように前面貫通化改造されました。
琴電(30)

 瓦町 1988(S63).2.20

高松築港-志度線の列車は、瓦町駅3番線で折返していました。
志度行きの315号を、ホームの南側構内踏切から撮りました。

この当時の瓦町駅は、昔の私鉄のターミナルの風情を色濃く残す、私の大好きな駅でした。駅舎や待合室も素晴らしい雰囲気があったのですが、情けないことに写真がありません。
参考図書の「琴電100年のあゆみ」には、琴電100年の歴史と共に瓦町駅の駅舎写真も掲載されています。
瓦町旧駅舎は1994(平成6)年に解体され、その3年後に立派なターミナルデパート「コトデンそごう」がオープンしたのですが・・・
そごうグループの経営破綻に足を引っ張られ、琴電は民事再生法を申請し倒産してしまいました。
その後、再生できて良かったです。
琴電(31)

 瓦町 1988(S63).2.20

志度に向けて出発していく315号他の3連オールM車です。
右の方へカーブしていくと行くと志度方面、真っ直ぐ行くと高松築港方面です。
ホームの南側から撮りました。
2013(H25).6.29up 
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参考図書:「琴電100年のあゆみ」 森 貴知著 JTBパブリッシング2012(H24).3.1発行
       「世界の鉄道'75」 朝日新聞社1974(S49).10.14発行
       「日本鉄道旅行地図帳 11号 中国四国」 新潮社2009(H21).3.18発行