木曽森林鉄道   下黒沢 (上松起点30.4km)

   
木曽森林鉄道 下黒沢@ 1974(昭和49).11.16                  下黒沢A  左の写真の運材列車の後ろ姿です

 下黒沢の鉄橋は、木曽森林鉄道を代表する撮影の名所でした(下のB〜Eの写真)。
 ただし、道路がなかったので、そこへ行くには林鉄の線路を歩くしかなかったです。大鹿付近に車を置いて、仲間と3人で下黒沢鉄橋まで4.8kmを歩きました。途中カーブしたトンネルもあり、真っ暗闇の中、足でレールを探りながら歩きました。
 しかし、その努力の甲斐もなく、運材列車が予定の時間より早く走ったため、下黒沢鉄橋にたどり着く前に来てしまいました。
 上の写真は、下黒沢の駅を通過する運材列車です。あと5分早く着いていれば、鉄橋のところで撮れたのに・・・ 
 
   
木曽森林鉄道 下黒沢B(左)、C(上) 1974.11.16

下黒沢駅から濁川線が分岐していました。その濁川線は既に廃止になっていましたが、廃線跡を歩いて行くと王滝本線の下黒沢鉄橋を俯瞰する場所に到着しました。

←B 下黒沢鉄橋を渡り、滝越に向かって走る「みやま号」です。

↑C 客車1両のミニ列車が滝越方面から山を下りてきました。
 
   
木曽森林鉄道 下黒沢D 1974.11.16                       下黒沢E 1974.11.16
 下黒沢鉄橋を渡る「みやま号」上松行きです。カレンダーで調べると、この日は土曜日でした。
 土曜日は「みやま号」が滝越で折り返して来ますので、下黒沢鉄橋を12時頃に通ったと思います。
   
木曽森林鉄道 下黒沢F 1974.11.16

 鉄橋を見下ろす場所から、下黒沢の駅へ下りてきたら客車列車が鉄橋を渡りカーブを曲がってやってきました。
  
木曽森林鉄道 下黒沢G 1974.11.16 濁川鉄橋
 下黒沢鉄橋での撮影を終わり、大鹿方面に向けて歩きました。
 途中、濁川を渡る鉄橋で列車をしばらく待ちましたが、来ないので鉄橋だけ撮りました。1984.9.14に発生した長野県西部地震により、この濁川上流で大崩落・土石流が発生し、このあたりは土石流の下に完璧に埋もれてしまいました。
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