津島軽便堂写真館

養老鉄道 はかるくん薬膳列車など   養老線1へ  養老線2へ

鉄研の先輩から2018年4月13日に養老鉄道で近鉄の電気検測車「はかるくん」が運転されると教えてもらいました。
←養老鉄道のHPを見たら運行ダイヤが記載されていました
この日は天候にも恵まれ、頑張って撮りに行きました。
↓養老鉄道① 美濃津屋~駒野 2018(H30).4.13

まず向かった先は美濃津屋~駒野間の養老鉄道随一のお立ち台でしたが、自宅から約20kmと近いのですが、ここで撮るのは初めてでした。「はかるくん」の通過約1時間前に現地到着しました。側面にまだ日が当たっていなかったのと、タンポポがきれいだったので正面から撮りました。
養老鉄道②

美濃津屋~駒野 2018(H30).4.13

養老山地を背景に、センロク塗装車が来ました。
元近鉄の1600系で、名古屋線初の高性能通勤車として、1959年にこの塗色で登場しました。
後にマルーン1色に塗り替えられましたが、このときは復刻塗装をしていました。
この列車と駒野で交換して「はかるくん」が来ます。
養老鉄道③

美濃津屋~駒野 2018(H30).4.13

本命の「はかるくん」です。
2両編成の桑名方に増結されています。後追い撮影ですが、光線状態はベストです。
この場所には平日にもかかわらず15人ほどが撮影していました。
養老鉄道④

 養老 2018(H30).4.13

はかるくんは、養老駅で約30分休憩です。
美濃津屋で撮っていたい人は、皆ここへ寄って停車中を撮り、次の撮影地に向かいました。
養老鉄道⑤

 養老 2018(H30).4.13

しばらく待っていると、大垣行きの列車が到着しました。
養老鉄道⑥

 養老 2018(H30).4.13

次に、桑名行きが到着して列車交換です。
3本並んだ列車が撮れました。

この写真を撮った後、次の撮影地に向かいました。
養老鉄道⑦

美濃高田~烏江 2018(H30).4.13

大垣に向かう「はかるくん」です。
はるか後方には、伊吹山が頭をのぞかせています。

この列車は、揖斐駅まで検測に行きますが、私は深追いせず、帰りの列車を美濃山崎~駒野で待つことにしました。
養老鉄道⑧

美濃山崎~駒野 2018(H30).4.13

手前からミカン畑、養老線、揖斐川があり、遙か彼方には名駅の高層ビル群が霞んで見えます。

この場所は、この36年前に貨物列車を撮りに来た場所ですが、人家が立ったり、木が大きくなったりして、電車を見通す場所を探すのに苦労しました。
↑養老鉄道⑨ 美濃山崎~駒野 2018(H30).4.13

ミカンの木越しに見たセンロク塗装車と揖斐川です。
養老鉄道⑩ 美濃山崎~駒野 2018(H30).4.13 →

養老山地の中腹にある行基寺の駐車場から俯瞰しました。
上の方に流れている川は揖斐川です。
この場所で「はかるくん」を待っていると、その前にセンロク塗装車が通りました。
養老鉄道⑪

美濃山崎~駒野 2018(H30).4.13

行基寺の駐車場から見た「はかるくん」の戻りの列車です。
左が駒野の町並で、上を流れるのは左が津屋川、右が揖斐川でまもなく合流します。

行基寺は2023.7.1に放映されたブラタモリ「木曽三川」に登場しました。養老山地の成り立ちを示す断層が庭にあり、「いいな!このお寺」とタモリが絶賛していました。
養老鉄道⑫

美濃山崎~駒野 2018(H30).4.13

上の写真⑪の続きです。
同じ場所から撮りました。
揖斐川・津屋川に架かる福岡大橋と津屋川の水門が写っています。


この写真で、「はかるくん」の撮影は終了しましたが、この前年に養老鉄道で撮った写真がありますので、続けて掲出します。
養老鉄道⑬

東赤坂~広神戸 2017(H29).4.6

東赤坂駅近くの輪中堤の桜並木です。
この当時は毎年桜の咲く頃に近場へ撮影に出かけていました。
養老鉄道+桜は初めて撮りました。

この写真を撮った後、樽見鉄道に向かいましたが、見頃には少し早かったので、6日後に出直しました。
養老鉄道⑭

東赤坂~広神戸 2017(H29).4.12

上の写真⑬の6日後です。
輪中堤の桜並木は満開になりました。
養老鉄道⑮

東赤坂~広神戸 2017(H29).4.12

OKB大垣共立銀行の広告電車です。
養老鉄道⑯

多度~美濃松山 2017(H29).5.11

多度駅近くの多度川橋梁です。
多度山を背景にラビットカー塗装車が渡ります。

この日は、友人と3人で養老鉄道の薬膳列車を予約しました。
薬膳列車は桑名駅12:45発で、養老鉄道の1日フリー乗車券付きなので、午前中に多度まで行って多度川橋梁で写真を撮りました。
養老鉄道⑰

 多度 2017(H29).5.11

多度12:02発の桑名行きです。
この列車が桑名で折返し12:45発の薬膳列車となります。
すでに薬膳列車の看板を付けていました。
薬膳列車は3両編成の定期列車の1両(桑名方)を食事が出来るようテーブルを配置し予約者の専用車両にします。その準備は西大垣の車庫で済ませてくるので、桑名到着まではその車両を締切って運転します。

多度川で上の写真⑯を撮った後、この列車に乗り桑名へ戻りました。
養老鉄道⑱

東方信号場 2017(H29).5.11

上⑰の列車が、桑名到着前に東方信号場を通ります。
車窓を見たら、近鉄の電動貨車に台車を積み込み、仮台車を履いた養老鉄道の電車が連結されていました。

定期検査のために、近鉄塩浜工場へ回送直前の姿です。

ネットで探した薬膳列車のチラシです。調べると、薬膳列車は2009年頃から運行開始されましたが、最近は運行されていないようです。その代わりか?2024秋~2025春に「枡酒列車」が運転されたので、昔の鉄仲間と6人で呑み鉄をしてきました。

養老鉄道⑲ 薬膳列車の車内 2017(H29).5.11
薬膳料理です。なお酒類は自分で持ち込んだものです。

養老鉄道⑳ 薬膳列車の車内 2017(H29).5.11
食事が済んだ後は、食事の世話をした接客掛の寸劇で楽しませてもらいました。
養老鉄道21 薬膳列車の車内 2017(H29).5.11
薬膳列車専属スタッフ。養老の孝子伝説にちなんだ寸劇の衣装です。(水戸黄門かと思いましたが)
養老鉄道22 大垣 2017(H29).5.11
薬膳列車は大垣13:54着。隣のホームに14:05発の揖斐行き(センロク塗装車)が停車中。これに乗って揖斐へ行きました。
養老鉄道23 東赤坂 2017(H29).5.11
揖斐行き電車の先頭から見ました。養老改元1300年祭ラッピング列車です。
養老鉄道24 東赤坂 2017(H29).5.11
左と同じ、養老改元1300年祭ラッピング列車ですが、反対側から見た写真です。
養老鉄道25

 揖斐 2017(H29).5.11

昔の面影を残す揖斐駅舎です。
この駅舎は1919(大正8)年の開業時のものが改修されながらも現存しています。
揖斐14:29着、14:35発
養老鉄道26

 揖斐 2017(H29).5.11

揖斐駅に停車中のセンロク塗装車です。
今は線路1本の単純な線路配置ですが、昔は貨物を扱う広い構内がありました。
養老線27  白井昭さん撮影

 揖斐 1966(S41).6

上の写真の51年前の揖斐駅です。
1966(昭和41)年6月に白井昭さんが訪問し写真を撮られました。

旅客ホームは昔から1本でしたが、貨物側線がたくさんありました。

停車中の電車は、手前がク5411形5414で、旧養老電気鉄道204。
向こう側がモ5111で、旧伊勢電デハニ111と思われます。
養老線28  白井昭さん撮影

 揖斐 1966(S41).6

揖斐駅の南(大垣方)に広がっていた広い構内です。
モ5111-ク5414の電車が揖斐に到着します。(この電車の到着後に撮ったのが上の写真27)
左ホームの左側が旅客用で、その他は貨物用ホームです。
左に気になる電気機関車が写っています↓。
養老線29  白井昭さん撮影

 揖斐 1966(S41).6

養老線生え抜きの電気機関車デ6(旧揖斐川電気1)です。
1923(大正12)年の日車製で、晩年まで養老線で活躍し、1971(S46)年に廃車となりました。
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参考図書: RM LIBRARY 227「養老線電車回顧」 清水武著 ネコ・パブリッシング 2018.7.1発行