津島軽便堂写真館

北陸鉄道 1/3   尾小屋鉄道の近くにあった小松線です。   2.金名線  3.能美線他へ


↑1/20万「金沢」S44.10.30国土地理院発行に加筆しました
北陸鉄道は、石川県にあったいろんな鉄道を統合して出来ました。
国鉄北陸線・七尾線に接続して、数多くの路線を持っていましたが、少しずつ廃線になっていきました。私が私鉄めぐりを始めた1972(昭和47)年の夏には、左図の青線の部分が残っていました。
北陸鉄道の中で一番馴染みが深かったのが小松線です。
起点が、大好きだった尾小屋鉄道と同じ小松であったためです。
まずは、小松線の写真からご覧ください。

北陸鉄道小松線:小松〜鵜川遊泉寺5.8kmで1986(昭和61)年5月31日限りで廃止になりました。
↑北陸鉄道小松線@ 小松 1974(S49).3.17
  朝の小松駅です。@とAは同じ場所で逆方向を見ています
↓北陸鉄道小松線A 小松 1974(S49).3.17
北陸鉄道小松線B Nさん撮影

 小松 1973(S48).3.20

Nさんは、この写真を撮ったあと、新小松から私と一緒に尾小屋鉄道へ出かけました。

北陸鉄道小松線を訪れるのは、尾小屋鉄道のついででした!
北陸鉄道小松線C

 若杉 1977(S52).3.19

前日に名古屋から夜行の「のりくら」に乗り金沢へ着きました。
金沢から小松へ出て、小松から鵜川遊泉寺行きに乗りました。

この日は、尾小屋鉄道の最終日で、尾小屋鉄道の始発列車を撮るために、北陸鉄道に乗ったわけです。

北陸鉄道小松線と尾小屋鉄道は2キロほど並行して走っていました。

若杉で下車して、しばらくすると加賀八幡で交換した電車がやってきました。
北陸鉄道小松線D

 若杉 1977(S52).3.19

早春の朝もやの田園を走る
モハ3000形の2連です。

この写真を撮ったあと、尾小屋鉄道の吉竹駅に向かいました。
距離は1キロ弱です。
北陸鉄道小松線E Nさん撮影

加賀八幡 1973(S48).3.20

小松線唯一の交換駅、加賀八幡です。
反対側から、唯一のノーシル・ノーヘッダーの3005号がやってきました。
 
北陸鉄道小松線F

鵜川遊泉寺 1982(S57).5.29

終点の鵜川遊泉寺です。
5両いた3000形の中で、一番スタイルの良い(私好みの)3004号です。

尾小屋鉄道は、この5年前に廃止になっており、ゆっくりと小松線の電車を撮ることが出来ました。
北陸鉄道小松線G

鵜川遊泉寺 1982(S57).5.29

鵜川遊泉寺を出発して、小松に向かう3004号です。
北陸鉄道小松線H

鵜川遊泉寺 1982(S57).5.29

鵜川遊泉寺を出発した電車は、すぐに梯川の鉄橋を渡ります。

梯川は、尾小屋鉄道が大杉谷口の近くで渡っていました。尾小屋鉄道最長の鉄橋でした。
その下流で小松線が渡っていたことになります。
北陸鉄道小松線I

鵜川遊泉寺 1982(S57).5.29

鵜川遊泉寺駅の全景です。
停まっているのはモハ3003号です。
北陸鉄道小松線J

鵜川遊泉寺 1982(S57).5.29

上のHと同じ、梯川の鉄橋です。

この写真が、私が小松線を撮った最後の写真となりました。
北陸鉄道小松線K

鵜川遊泉寺 1972(S47).8.23

この写真は、私が最初に撮った小松線の写真です。
上のF〜Jの10年前です。

尾小屋鉄道へ最初の訪問のとき、ついでに小松線を乗り、撮った写真です。あまり気合いの入ってない写真ですが・・・
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参考図書:
  「新・消えた轍7 北陸-ローカル私鉄廃線跡探訪-」寺田裕一著 ネコ・パブリッシング2010.12.29発行