津島軽便堂写真館

広島電鉄 広島市内線 1/2  昭和50年代を中心に 広島駅~八丁堀・宇品・白島   広電・宮島線

1977(昭和52)年の広島電鉄の案内図です。駅前に置いてあったのをもらいました。路線は今もほぼ同じですが、電停名と運転系統などは少し変化しました。
広島市内線①

広島駅前 1977(S52).5.1

昭和50年代(約40年前)の広島駅前です。
シンプルな構造でしたね!

写真の500形は、1954(昭和29)年に製造され、2003(平成15)年まで活躍しました。→Wiki広電500形参照
広島市内線②

猿猴橋町~的場町 1986(S61).8.18

広島駅前を出発した5系統宇品行きです。
後方に見えるのが広島駅ビルです。
広島市内線③

的場町 1986(S61).8.18

この電停の少し向こう側で、5系統の比治山経由の宇品行きが右の方へ分岐していきます。
広島市内線④

的場町 1986(S61).8.18

的場町の電停から広島駅前に向かう電車です。
先頭の654号は、駅前で折り返して1系統で宇品に向かうため、既に幕が宇品になっています…
上の写真③の逆方向から見ました。

この650形は、1942(昭和17)年に製造され、3年後に原子爆弾により被爆した電車です。
詳細は→Wiki広電650形参照
広島市内線⑤ Nさん撮影

的場町 1978(S53).4.29

広電の決定版と言われた2000形が2両連結でパンタを2つ上げて走ります。
 →Wiki広電2000形参照

この電車も、広島駅前行きですが、行き先幕は既に折り返しの「宮島」になっていました。
広島市内線⑥ Nさん撮影

的場町 1978(S53).4.29

的場町交差点を左に曲がり、比治山経由で宇品に向かう650形653号です。
上の写真⑤の場所から左を向いて撮った写真です。
広島市内線⑦

 宇品 1977(S52).5.1

市内線の本線から分かれて、皆実
(みなみ)線・宇品線を経由し、終点の宇品に来ました。

終点の宇品電停を出発する3系統「己斐」行き電車です。
背景に広島港のターミナルが見えます。
広島市内線⑧ Nさん撮影

 宇品 1998(H10).9.4

上の写真⑦の逆方向から見ました。

宇品電停は、2001(平成13)年に「広島港(宇品)」と改称され、今では線路が少し延伸され立派なターミナル駅となりました。
広島市内線⑨

的場町 1986(S61).8.18

再び、市内線の本線に戻り的場町です。

広電の決定版2000形も冷房化され、前照灯も窓下に移設されていました。
広島市内線⑩

 銀山町 1986(S61).8.18

銀山町~胡町の間にある歩道橋の上から東方向を見ました。
西鉄福岡市内線から来た3000形(3連接)電車です。
広島市内線⑪

胡町
(えびすちょう) 1986(S61).8.18

上の写真⑩の場所から逆方向を見ました。
広島の中心街がここから始まっていました。

左は元大阪市電900形903号で、右は3連接の3100形3102号です。2連接の2500形を3連接に改造し3100形になりました。
広島市内線⑫

胡町
(えびすちょう) 1986(S61).8.18

左は3連接の3500形3501号です。
「軽快電車」として日本船舶振興会の援助を受け開発された新時代の路面電車です。1980(昭和55)年に登場し、「グリーンライナー」という愛称がつけられました。
 →Wiki広電3500形参照

その右の760形761号は、元大阪市電1651形です。その向こうの3000形は元福岡市内線の電車です。
広島市内線⑬

胡町
(えびすちょう) 1986(S61).8.18

上の写真⑫の3500形と似た車体形状の700形です。
この713号は1985(昭和60)年に製造された当時の新車です。
その後ろは、元京都市電の1900形で、15両の仲間がいます(京都時代も1900形)。
その向こうにいるのは、元神戸市電です。
広島市内線⑭

 八丁堀 1986(S61).8.18

白島線が分岐する八丁堀です。
白島線から元大阪市電900形が本線に合流します。白島線は八丁堀~白島だけの運用だったので、この電車はたぶん検査のための回送と思われます。
手前の750形761号も元大阪市電です。
広島市内線⑮ Nさん撮影

 八丁堀 1973(S48).7.24

このページで一番古い写真です。
八丁堀電停に元神戸市電が止まっています。右方向へ白島線が分岐しています。

Nさんがペンタックス6*7を持って広島まで行きました。(Nさんの写真は、ほとんどNikonのF5で撮ったものですが、このときの写真は6*7の写真です。私が勝手にトリミングしました…)
広島市内線⑯ Nさん撮影

 白島 1973(S48).7.24

白島線の終点、白島電停です。
私の知ってる白島線は、この900形が専属で運用についていました。



この頁で、「白島」を「白鳥」と間違って記載しました(全て)。ご覧になったHさんのご指摘により間違いに気付き一括して訂正いたしました。(H28.10.26)
広島市内線⑰ Nさん撮影

八丁堀~立町 1973(S48).7.24

映画館や銀行が並ぶ広島の中心街を走る2500形です。
この電車も元大阪市電の1601形で、連接車に改造されました。
広島市内線⑱ Nさん撮影

 立町 1973(S48).7.24

立町電停に被爆電車の650形654号が停車中です。
この向こうに、1系統の広島駅前~宇品や、3系統の己斐~宇品が曲がっていく紙屋町の交差点があります。


広島市内線の次のページは紙屋町の西側です。
2016(H28).10.10up 
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参考図書: 「世界の鉄道'73」 朝日新聞社 1972(昭和47)年10月発行