津島軽便堂写真館

越戸鉱山のトロッコ  2/2

三河線猿投行き貨物列車 名鉄・越戸駅(1)

     1976(S51).6.14

越戸鉱山のトロッコ線の横から、トロッコの写真を撮る合間に、名鉄三河線越戸駅を撮りました。

デキ600形牽引の猿投行き貨物列車が後ろからやってきて、越戸駅を通過していきました。
交換可能な線路配置のようですが、ホームのこちら側の線には、レールを跨ぐ木製車輪止め(通称:ネコ?)が付けてありますので、貨車用の側線です。

木製車輪止め:左の写真でデキの少し下に写っている白いものです。右側に回転させるとレールに被さる形で、貨車が転動していくのを防止します。貨物側線によく付いていました。
  名鉄・越戸駅(2)

      1976(S51).6.14

知立行きの電車がやってきました。
3780形電車です。当時の三河線はHL車ばかりが走っていました。

この越戸駅は、2000(H12)年に高架化されて、全く違う駅になってしまいました。
  名鉄・越戸駅(3)

      1976(S51).6.14

今度は、刈谷行きの貨物列車が通りました。
この貨物列車も通過していきました。
越戸駅に停車して入換を行う貨物列車は本数が少なかったようです。
(越戸駅着発の貨車が無かった場合は通過したのかもしれません)

三河線の貨物列車は1984(S59)年1月に廃止されました。
  越戸鉱山のトロッコL

    1976(S51).6.14

越戸鉱山のトロッコに戻ります。

トロッコ貨車からの荷下ろし作業を、チョット離れた位置から撮りました。

前ページ@〜Dの写真の次に運ばれてきたトロッコ貨車の荷下ろしです。
↑M レール1本のシンプルな分岐です
←N ケーブルを滑車に掛けています。貨車を移動する準備です。
↓O ケーブルと貨車がつながっています
 
越戸鉱山のトロッコP  1976(S51).6.14
 積み荷を下ろしたトロッコ貨車が戻っていきます。
 前頁@〜Bと同じ場所で、望遠レンズで撮りました。
越戸鉱山のトロッコQ  1976(S51).6.14
 へろへろ線路の向こうの方でトロッコ貨車を手押ししています。
 
以上が、越戸鉱山のトロッコの記録です。粘土鉱山ですから、どこかで土を掘っていたはずですが、当時はトロッコだけを追っかけて写真を撮り、鉱山のことは全く頭にありませんでした。一体どこで掘っていたのか謎です。写真を見る限り、鉱山らしい風景はなく、農家の庭先のようなところにトロッコ線路が張り巡らされていたという感じです。
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