紀州鉱山鉄道   上川2

  上川
上川 (1976.1.12)

上川構内には、楊枝川の支流が流れていました。
写真はその川をバッテリーロコが貨車を推進して渡るところです。
川の向こう側が右岸になり、上川の主要な設備はほとんど右岸に配置されていました。

めったに列車が走らないと思われた左岸に列車が来ましたので、この列車を追っかけました。


   
上川⑩ 上の写真⑨の反対方向はこんな感じでした。左の建物は下請業者の事務所みたいです。奥の方には小さなトンネルが見えます。 上川⑪ 素堀の小さなトンネルを推進運転でくぐります。
      「頭上注意!」
   
上川⑫ トンネルとくぐったところです。右に事務所があり、その先は駐車場になっていました。 上川⑬ 駐車場を更に推進で進みます。上川へ通じる唯一の道路です。通勤している人たちの車が置いてありました。
上川⑭ (1976.1.12)

バッテリーロコ推進運転の終点は、この建物でした。建物の中にはバッテリーロコの 充電設備がありました。
建物へ突っ込んで、貨車から荷物の積み卸しをしてすぐに上川駅の方に戻りました。

右の方へ行く併用軌道の線路の先には、ズリ捨て場がありました。下記⑯~⑱

 
上川⑮ 素堀の小さなトンネルをまたくぐって上川方面へ戻っていきました。「諸車通行禁止」でここから先は車が入れません。 上川⑯ 上の⑭の写真の先です。Sカーブで続いています。
    楊枝川の支流もこの辺ではもう深い谷になっていました。
 
上川⑰ 崖っぷちの線路です。楊枝川と合流したところです。右が上川駅方面です。さすがにこの線路は怖くて列車に乗れませんね 上川⑱ 左岸のズリ捨て場です。左岸ズリ捨て線の終端付近です。
     楊枝川対岸には山里の風景がありました。
  上川⑲ (1976.1.12)

次は、右岸のズリ捨て場です。

この線路の先に(写真左前方)に上川駅がありました。
右の川は、もう少し先(写真右後ろ)で楊枝川へ合流します。
対岸の中央やや左に写っている建物の向こう側に小さな素堀のトンネル⑪⑮がありました。
   
上川⑳ 上の⑲の写真の少し上川駅寄りです。
     ズリ捨て用のナベトロがたくさん置いてありました。
上川(21) 上の⑲の写真の反対側で、右岸ズリ捨て線の終端です。
  上川(22) (1976.1.12)

上川最後の写真です。
上川駅の少し北側です。
(上川①写真の右側に分岐する線の先の風景です)
この場所の左側に湯ノ口へ向かうトンネルがありました。
線路に生えている草から、この線が使われていないことが判ります。線路は小さい橋を渡って続いていましたが、時間の関係もありこの先には行きませんでした。
この小さな川が、500mほど下流では、上の⑲のような深い谷になっていました。
この写真を撮ったあと、15:10発の列車で湯ノ口に戻り、15:35発の板屋行きに乗り継いで板屋に戻りました。

上川滞在は1時間半ほどでしたが、素晴らしい思い出です。
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