紀州鉱山鉄道   板屋2

  板屋C
板屋 (1976.1.12)

惣房発の定期旅客列車が、湯ノ口・小口谷に停車し板屋に到着しました。
牽引してきた機関車は既に切り放されて機回し中です。
湯ノ口発が9:50でしたので、板屋到着は10:10頃だったと思います。

この列車に乗ってきた人たちが降りて、板屋の町に向かいます。
写真を見ると、鉱山鉄道がこの地方の生活を担っていたことがうかがわれます。

このあと、板屋11:20発の定期旅客列車に乗り、
また湯ノ口へ向かいましたので、1時間ちょっとの滞在でした。
(昼食の調達のために戻った?)
その間に撮った写真D〜Iを下に掲示します。

   
板屋D                                          板屋E
板屋の選鉱所の左横にインクラインがありました。この写真のすぐ左側(南側)に板屋駅とトンネルがありました。。
選鉱所は山の斜面を利用して建設されており、何のためにあったのかとインターネットで調べると、選鉱とは搬出した鉱石を、有用な鉱石(精鉱)と廃石に物理的に選り分ける作業のことです。」と書いてありました。
このインクラインで、鉱石を満載した貨車を引っ張り上げるには効率が悪く、軌道も貧弱なように思えます。私の想像では、鉱石を運搬してきた貨車は、別のルート(トンネルの中で分岐?)で選鉱所の中に入り、チップラー(貨車をひっくり返す装置)で鉱石を降ろし、鉱石はコンベアで選鉱所の上の方に運ばれていたと思うのですが、いかがでしょうか? 実際に、板屋駅では鉱石運搬の貨物列車を見ていません。
このインクラインは選鉱所への資材運搬用だと思います。Eの写真で、何か運んでいます。
  板屋F
板屋 (1976.1.12)

板屋で撮った写真ですが、どの辺りか記憶がありません。
トンネルを出て駅を左に曲がり、選鉱所を左に見ながら奥へ進んだところだと思います。選鉱所の北東辺りということになります。
 
 
板屋
G
板屋 (1976.1.12)

トンネルを出て駅をまっすぐ進んだところです。
建物の奥で、線路は右にカーブしています。 この奥にも何か鉄道関連施設がありそうです。
 
板屋
H
板屋 (1976.1.12)

上の写真Gの奥の方で撮った写真だと思います。 
大量の貨車(鉱車)がいましたので、それを整備する職場でしょうか?

板屋
I
板屋 (1976.1.12)

定期列車の出発時刻(11:20)が近づいてきました。
客車の後ろに貨車を連結します。
このあと、右でパンタを下げて休憩していた機関車が動きだし、客車の前に連結しました。
 
 板屋3
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