近鉄の軽便電車2   昭和47年・八王子線 (日永〜伊勢八王子 2.9km、軌間762mm)

  近鉄内部・八王子線N

西日野 1972(昭和47)年1月22日

西日野駅を出発して伊勢八王子に向かう列車と西日野の家並みです。西日をうけて車体が光っています。
線路を見下ろす高台(四日市南高校付近)から撮りました。

列車のいる位置の手前は川になっています。八王子線は、この西日野から終点の伊勢八王子まで、天白川に沿って走っていました。(写真左が八王子方面)
1974(昭和49)年7月の集中豪雨で、この天白川が氾濫して運転休止になりました。その後、川沿いにあった西日野駅が少し日永寄りに移設され西日野〜日永は復旧しましたが、川沿いを走り景色の良かった、西日野〜伊勢八王子は復旧することなく、1976(昭和51)年廃止になりました。
もっとも、この頃(1972年)既に八王子線の廃止の噂はありました。
 
O西日野 19724.1.22 西日野駅へ到着する四日市行き列車
   高校の最寄り駅で、学校帰りの学生が結構乗りました。
P西日野1972.1.22 八王子線一部廃止前、駅は川沿いにありました。
  水害後はこの付近が廃線になり、駅は日永寄り(写真向こう側)へ
  移設されました。 
   
Q日永 1972.1.22 内部線と八王子線の分岐駅です。
    八王子線の列車はここで交換しました。右側通行でした。
R日永〜西日野 1972.3.31
  菜の花畑を走る列車を流し撮りしてみました。
  近鉄内部・八王子線S

室山 1972.1.30

室山付近は、川沿いを走り、桜並木があり、古い町並みも残る素晴らしいところでした。

室山駅を発車した四日市行きです。

 
  近鉄内部・八王子線21

室山 1972.7.26

夏の昼下がりの室山駅です。
人がいっぱい写っていて嬉しくなってしまいます。
四日市行きが駅に停まっています。
お客さんが手動扉を開けて乗り込もうとしています。
手前の警報機もない踏切を子供連れの自転車が直前横断しています。駅前には何でも売ってる雑貨屋があり、道には仲良く手をつないだ子供連れが・・・
郷愁を感じるような風景です。

   
22西日野〜室山 1972.1.30 室山駅の少し西日野寄りに堰があり、
     ここだけはいつも水を湛えた状態でした。
23西日野〜室山 1972.1.30 
    左の写真の逆方向です。
   
24室山 1972.7.26 下駄履きで乗れる親しみやすい電車だっだです 25室山 1972.7.26 四日市行きが室山に到着します。
  近鉄内部・八王子線26

伊勢八王子 1972.4.9

八王子線終点の伊勢八王子です。

列車が着くたびに、電車を先頭へ付け替える入換を行っていました。
(牽引される客車に運転台がついていないため)

写っている車両・風景・光線状態など、私が好きな1枚です。
 
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