津島軽便堂写真館

伊予鉄道 /2  四国最初の鉄道・伊予鉄道1970年代の記録

伊予鉄道の歴史は古く、松山市~三津(高浜線)は1888(明治21)年に軌間762mmの軽便鉄道で開業しました。四国で一番最初にできた鉄道で、私鉄では南海に次ぐ2番目に古い歴史があり、日本で最初に762mm軌間を採用した元祖・軽便鉄道です。

古い歴史があるので、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊ちゃん』にも「マッチ箱のような汽車」として登場します。坊ちゃん列車と親しまれ、現在、松山市内線で復元運転されています
(軌間は1067mm)

今から45年くらい前-1970年代の伊予鉄道の写真をご覧ください。
現在もその頃と同じ路線網で頑張っていますが、電車や沿線風景は変わりました。まずは郊外電車線からご紹介します。

左の地図は国土地理院1/20万「松山」S44.9.30発行より
紫色が郊外電車線、青色が市内電車線です。主要駅と撮影駅を記入
伊予鉄道① Nさん撮影

郡中線 鎌田-岡田 1973(S48).12.29

特徴あるトラス橋の重信川橋梁を渡る電車です。
モハニ200形と思われます。

この橋梁は1980(昭和55)年に掛け替えられたようです。

郡中線は1896(明治29)年に南予鉄道により、軌間762mmの蒸気鉄道で開業、4年後に伊予鉄道に合併されました。1937(昭和12)年に1067mmへ改軌、1950(昭和25)年に電化という歴史があります。
伊予鉄道② Nさん撮影

郡中線 鎌田-岡田 1973(S48).12.29

重信川橋梁の写真をもう一枚!
伊予鉄道③ Nさん撮影

郡中線 郡中港 1973(S48).12.29

郡中線の終点・郡中港を出発するモハニ200形203号です。

郡中港駅は、国鉄伊予市駅前にありました。
伊予鉄道④ Nさん撮影

横河原線 横河原 1973(S48).12.28

横河原線の終点横河原です。
京浜急行の車体を流用したモハ120形が停車中です。

郡中線は1893(明治26)年に、松山市~平井間が軌間762mmの蒸気鉄道で開業、6年後に横河原まで延伸されました。1931(昭和6)年に1067mmへ改軌されましたが、電化されたのは1967(昭和42)年と遅く、それまでDL+客車列車が走っていました。写真左の線路は機廻し線の名残です。
伊予鉄道⑤ Nさん撮影

横河原線
田窪~見奈良 1973(S48).12.28

田窪から見奈良まで歩いてその途中に撮った写真です。
深い屋根とお椀型ベンチレーターから、元西武のモハ110形と思われます。
伊予鉄道⑥ Nさん撮影

横河原線
田窪~見奈良 1973(S48).12.28

上の写真⑤の続きです。
伊予鉄道⑦ Nさん撮影

横河原線
 見奈良? 1973(S48).12.28

田窪から見奈良まで歩き、見奈良から電車に乗りましたので、たぶん見奈良と思われます。
見奈良駅は、1981(昭和56)年に移転し、交換駅化されました。

元西武のモハ110形111号が到着します。
伊予鉄道⑧ Nさん撮影

高浜線 高浜 1973(S48).12.28

高浜線の終点・高浜です。
呉・広島(宇品)へのフェリーが運航する松山観光港の最寄り駅です。

モハニ200形206号が停車中です。

高浜線は四国最初の鉄道で、1888(明治21)年に松山市~三津間が軌間762mmの蒸気鉄道で開業、4年後に高浜まで延伸されました。1931(昭和6)年に1067mmへ改軌、電化、複線化という歴史があります
伊予鉄道⑨ Nさん撮影

高浜線 梅津寺 1973(S48).12.28

海沿いを走る梅津寺付近です。海岸の砂浜へ降りて電車を撮りました。
左端に梅津寺パークの観覧車が写っています。
そこに坊ちゃん列車が保存展示してありました。
伊予鉄道⑩ Nさん撮影

高浜線 梅津寺 1973(S48).12.28

上の写真とほぼ同じ場所ですが、日が陰ってしまいました・・・

一番手前に荷物輸送用のドアが残るモハニ200形です。
伊予鉄道⑪ Nさん撮影

高浜線 梅津寺 1973(S48).12.28

上の写真⑨⑩付近から反対(南)方向を見ました。


右のトタン屋根は、海水浴場の休憩所ですね。
伊予鉄道⑫

高浜線 梅津寺 1977(S52).5.2

Nさんから遅れること3年半、私も同じ場所へ行きました。

小高い所から高浜に向かうモハ600形601-602を撮りました。
このモハ600形は、1958(昭和33)年に製造された四国で最初のカルダン駆動・高性能車でした。(この当時は大手私鉄でもカルダン車は少なかった)
伊予鉄道⑬

高浜線 梅津寺 1977(S52).5.2

上の写真⑫の600形が高浜で折り返して来るのを待ちました。

キラキラ輝く海をバックに撮りました。
←伊予鉄道⑭ 高浜線 梅津寺 1977(S52).5.2

 上の写真⑫⑬と同じ場所から縦長に撮りました。
↓伊予鉄道⑮ 高浜線 梅津寺 1973(S48).12.28 Nさん撮影

 梅津寺駅に停車中です。
伊予鉄道⑯ Nさん撮影

高浜線 古町 1973(S48).12.28

高浜線と市内電車の接続駅・古町です。ここには車庫があり、鉄道線・軌道線の電車がたくさん見られます。

先頭に荷物扉が残るモハニ200形202号が走りすぎます。

手前には軌道線用のモハ50形60号が停車していました。
伊予鉄道⑰ Nさん撮影

高浜線 古町 1973(S48).12.28

鉄道線と軌道線のホームが並ぶ古町駅の全景です。
良いムードですね!
伊予鉄道⑱

高浜線 古町 1977(S52).5.3

高浜線は市内線(大手町線)と2度平面交差しています。
大手町駅付近と、この古町駅付近です。
この交差部は、複線の高浜線に単線の市内線(大手町線)が斜めに横切るような感じになっています。

市内線電車が、高浜線電車の通過を待っていました。 
伊予鉄道⑲ 高浜線・大手町線 古町 1977(S52).5.3

高浜線との平面交差を斜め横断する市内電車です。
伊予鉄道⑳ 高浜線・大手町線 古町 1977(S52).5.3
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参考図書: 「世界の鉄道'76」朝日新聞社1975(S50).10.14発行
       「レイル No.9」プレスアイゼンバーン 1983(S58).10.31発行