| 清水武さんは1964(昭和39)年3月に慶應義塾大学を卒業し、卒業旅行で九州一周をしました。当時は山陽本線の広島以西は非電化で、C62、C59、D52などの大型蒸機が大活躍しており、九州は蒸機王国でした。その写真を中心に、学生時代や名鉄へ入社して間もない頃の写真を、この写真集に約460枚掲載しています。 その中から6枚を抜粋して下に掲出します。全て清水武さん撮影です。 |
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1960年代の国鉄・私鉄風景①
東海道本線 垂井→大垣
(荒尾信号場付近) 1963(S38)年
伊吹山を背景に、EH10形電気機関車が東海道本線の上り貨物列車を牽引。
勾配緩和のため建設された新垂井経由の下り線を跨ぐ直前。手前の線路は東海道本線の下り線ですが、優等列車、貨物列車は全て新垂井経由となり、この下り線は垂井線と呼ばれ、垂井に停車する普通列車だけが通りました。
清水武さんは大垣で生まれ育ったので、この付近で時々撮影しました。 |
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1960年代の国鉄・私鉄風景②
長崎本線 喜々津~大草 1964(S39).3
風光明媚な大浦湾に沿って走るC60牽引の特急「さくら」
C60はC59の従台車を2軸化して軸重軽減を行い、長崎本線へ入線可能になり、特急、急行などの優等列車を牽引しました。 |
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1960年代の国鉄・私鉄風景③
東海道本線 横浜 1960(S35)
横浜駅に停車中の特急「第1こだま」東京行き。
1958(S33)年に登場した国鉄初の電車特急151系「こだま形」。
1960年代の鉄道ファンや子供たちの憧れの列車でした。 |
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1960年代の国鉄・私鉄風景④
浜川崎 1964(S39).1
小型蒸機が活躍していた1960年代の京浜工業地帯の風景です。
この辺りは、浜川崎の合同ヤードと呼ばれ、国鉄、日本鋼管、第一セメントの機関車が姿を見せました。
写真の120号は日本鋼管川崎製鉄所専用線の機関車です。 |
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1960年代の国鉄・私鉄風景⑤
淡路交通 宇山 1965(S40).3
淡路島を走っていた電車。
洲本駅から福良駅まで23.4km、バラエティ豊かな電車が30分おきに走っていました。
車庫は淡路島の中心地・洲本の近くの宇山にありました。
淡路島の電車は1966(S41).10.1に廃止されました。 |
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1960年代の国鉄・私鉄風景⑥
名鉄本線 美合 1965(S40).7
美合駅に停車するキハ8000系試運転列車の横を、パノラマカー7500系7連の特急が通過しました。
キハ8000系は、国鉄高山線への直通運転用に製造され、1965.8.5に準急「たかやま」としてデビュー。国鉄急行が非冷房の時代に冷房付きで登場した豪華車両でした。運用開始前に津島線や名古屋本線で試運転が行われました。
7500系は、パノラマカー7000系を高性能化して1963(S38)年の年末に6連で登場、翌年2月に中間付随車を組み込み7連化。1967年には8連化されたので7連時代は3年間。なお8連時代も3年間と短く1970年に全て6連化されました。 |
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2025(R7).11.14up |