葛生の住友セメント1   東武鉄道葛生駅(栃木県)近くにあった住友セメントの鉱石運搬鉄道(軌間762mm)

  葛生・住友セメント@  1975..3.15

葛生のナローですが、その存在を知ったのは「鉄道模型趣味(TMS)」の住友セメント専用線の紹介記事です。
葛生へ訪問する前に掲載されていました。
「全国鉱山鉄道」JTBキャンブックスによれば、住友セメント・唐沢鉱山の石灰石をセメント工場に運搬する鉄道でした。
唐沢鉱山〜栃木工場3.3km、軌間762mm、昭和55(1980)年12月に廃止になっています。

昭和50(1975)年3月15日、東武の葛生駅で降りて、住友セメントのナロー専用線に向かいました。
最初の写真は、セメント工場を出て鉱山に向かう列車です。LDLが背中合わせで牽引してます。
TMSの紹介記事では、L1両で小型の貨車を引っ張る写真でしたが、新L型機関車と新型貨車の導入により輸送力の強化が図られていました。
 
葛生・住友セメントA 1975..3.15

セメント工場から鉱山に向かって歩いて行くと、頻繁に貨物列車が通り、何処ででも撮れる有難い鉄道でした。

新型のL型機関車です。
 
 
葛生・住友セメントB 1975..3.15


L型同士が信号所で交換です。途中信号所が2ヶ所あり、常にそこで交換していました。
この信号所の隣には、東武の貨物線も並行してありました。

 
葛生・住友セメントC 1975..3.15


上の写真Bを撮ったあと振り返って撮ったのがこの写真です。
のどかな風景でした。

 
葛生・住友セメントD 1975..3.15


この鉱山鉄道のハイライト、東武鉄道貨物線との並行区間です。
背景が鉱山鉄道らしくなってきました。

 
葛生・住友セメントE 1975..3.15

運良く東武の貨物列車が通ってくれましたが、突然現れたので後ろ姿しか撮れませんでした。東武貨物線のほうの本数は少なく、併走は撮れませんでした。

 
葛生・住友セメントF 1975..3.15

上の写真を撮ってしばらくすると、唐沢鉱山へ向かう列車がやってきました。

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