箱根登山鉄道 昭和40年代後半から50年代の箱根登山鉄道です。
箱根登山鉄道は、小田原から箱根湯本を経て、強羅までの路線ですが、小田原~箱根湯本間は小田急が乗り入れています。 箱根登山鉄道の軌間は1435mm、小田急は1067mmなので、両電車が乗り入れていた小田原~箱根湯本間は3線軌条でした。(現在同区間は輸送力の大きい小田急電車のみで運行され、車庫の関係で入生田~箱根湯本間だけが3線軌条です) 箱根湯本~強羅間には、一般の鉄道としては最急の80‰の急勾配と、三つのスイッチバックがあり、観光客に人気の路線です。 |
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箱根登山① 塔ノ沢 1972(S47).3.12 箱根湯本を出ると、次は塔ノ沢です。 トンネルから出てホームに到着する小田原行きの108号です。 |
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箱根登山② 強羅 1972(S47).3.12 強羅には2軸の電動貨車が置いてありました。ユ1号です。 |
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箱根登山③ ケーブルカー 1972(S47).3.12 強羅から早雲山までのケーブルカーです。 ケーブルカーには珍しく中間に4駅もあり、下から3駅目の中強羅から中間点を見下ろしました。 箱根湯本-(登山電車)-強羅-(ケーブルカー)-早雲山-(ロープウェイ)-大涌谷-(ロープウェイ)-桃源台(芦ノ湖遊覧船) が箱根観光のゴールデンコースになっています。 |
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箱根登山④ Nさん撮影 ケーブルカー 1973(S48).10.14 中間地点ですれ違うケーブルカーです。 |
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箱根登山⑤ 大平台 1972(S47).3.12 スイッチバックは3ヶ所ありますが、2ヶ所は信号場で、乗降可能な駅で折り返すのは大平台だけです。 |
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箱根登山⑥ 大平台 2014(H26).11.23 上の写真⑤の42年後の、紅葉の大平台駅です。 木々が大きくなり遠くが見通せなくなりました。 この年(2014年)に登場した箱根登山の新車3000形「アレグラ号」です。翌年ローレル賞を受賞しました。 久しぶりに昔の鉄道仲間と箱根登山鉄道に乗りました。紅葉シーズンの連休中で列車は大混雑!。箱根湯本駅で登山電車に乗り換えるのに大行列で、1時間くらい並びました。電車に乗るのにこんなに並んだのは初めてでした・・・ |
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箱根登山⑦ 大平台 2014(H26).11.23 大平台駅の末端側から見ました。 (上の写真⑥の反対側) 強羅行きの2000形「サン・モリッツ号」が坂を上って来ました。この駅でスイッチバックします。 |
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箱根登山⑧ Nさん撮影 小田原 1973(S48).10.14 再び昔に戻ります。 小田原駅へ箱根登山鉄道のモハ1形104号が到着します。 この当時は小田原~箱根湯本間に箱根登山の電車(軌間1435mm)と小田急の電車(軌間1067mm)が交互に走っており、その区間は3線軌条でした。 2006(H18)年3月から小田原~箱根湯本間の電車は全て小田急で運行されるようになり、3線軌条も順次撤去されたので、登山電車は起点の小田原まで入れなくなりました。 |
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箱根登山⑨ Nさん撮影 塔ノ沢 1973(S48).10.14 塔ノ沢に到着するモハ1形のトップナンバー101号です。 一番上の写真と同じ場所で、ムードのある駅でした。 |
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箱根登山⑩ Nさん撮影 上大平台(信) 1973(S48).10.14 スイッチバック大平台駅の少し上に、スイッチバックの上大平台信号場があります。 強羅方面から115号が下ってきました。 |
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箱根登山⑪ Nさん撮影 上大平台(信) 1973(S48).10.14 上大平台ですれ違いました。 |
箱根登山⑫⑬ 塔ノ沢~出山(信) 1981(S56).6.7 Nさん撮影 ↑出山信号場付近から出山の鉄橋(早川橋梁)を見下ろしました。 ←上の写真に写っている吊り橋から出山の鉄橋を眺めました。 |
参考図書: 「世界の鉄道'76」 朝日新聞社 1975(昭和50)年10月発行